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» 2002年01月30日 00時00分 UPDATE

起動スクリプトに書かれている「if [-x /etc/inetd... 」などの「-x」って何?

[木田佳克,ITmedia]

 次の例は,httpdをコントロールするためのスクリプト(/etc/rc.d/init.d/httpdファイル)に含まれている個所をピックアップしたものだ。

if [ -f /var/run/httpd.pid ] ; then
stop
start
fi

 このようなif文は,デーモンの起動や停止などを行うスクリプトで多用されているため見かける人は多いはずだ。上記の意味は単純なif文の基礎であり,「もし/var/run/httpd.pidファイルが存在すればstopとstartを実行する」というものだ。ここで気になる「-f」にはほかにも次のような種類があり,用途によって使い分けられている。今後スクリプトに関するTipsを増やしていくため,ここでは概要の1つとして捉えておいてほしい。

■if文で利用される代表的なオプション

オプション 内   容
-s file file長が0より大きい
-r file fileを読み込み可能
-w file fileが書き込み可能
-x file fileが実行可能
-f file filesが通常ファイル
-d file fileがディレクトリ
-c file fileがキャラクタスペシャルファイル
-b file filesがブロックスペシャルファイル
-p file fileが名前付きパイプ
-u file fileにSUIDが設定されている
-g file fileにSGIDが設定されている
-k file fileにスティッキービットが設定されている

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