HTTPを介してもさまざまな機能(Linux上のコマンドなど)が実行できるよう、Perlでは拡張機能が用意されている。利用される拡張モジュールは、ほとんどのものがCPANから提供されている。通常、search.cpan.orgサイト(http://search.cpan.org/)などで希望するモジュールを入手してインストールする場合、次のような手順が必要だ。
$ tar zxfv File-Tail-0.xx.tar.gz $ cd File-Tail-0.xx $ perl Makefile.PL 〜中略〜 Looks good 〜中略〜 t/10open............ok 〜中略〜 # make install |
しかし、次のようにあらかじめCPANサイトの登録を行い、入手する際のツールを指定しておけば、上記のようなアーカイブを解く操作などが不要になる。ほとんどの操作が自動化され、モジュール検索からインストールまでが行われるのだ。
# perl -MCPAN -e shell
/usr/lib/perl5/5.6.1/CPAN/Config.pm initialized. |
ここまでで初期設定が完了だ。続けてモジュールをインストールする際の手順も紹介しておこう。
手順はとても簡単であり、installに続きモジュール名を指定するだけだ。ここで指定するモジュール名は、モジュールを利用するプログラムの解説、あるいは、http://search.cpan.org/などであらかじめ調べておく必要がある。
cpan> install Date::Parse
Running install for module Date::Parse |
インストールが完了したら、「quit」でプロンプトを抜けることができる。
cpan> quit Lockfile removed. |
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