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» 2002年06月19日 00時00分 UPDATE

Perlモジュールを楽してインストールしたい

[木田佳克,ITmedia]

 HTTPを介してもさまざまな機能(Linux上のコマンドなど)が実行できるよう、Perlでは拡張機能が用意されている。利用される拡張モジュールは、ほとんどのものがCPANから提供されている。通常、search.cpan.orgサイト(http://search.cpan.org/)などで希望するモジュールを入手してインストールする場合、次のような手順が必要だ。

$ tar zxfv File-Tail-0.xx.tar.gz
$ cd File-Tail-0.xx
$ perl Makefile.PL

〜中略〜

Looks good
Writing Makefile for File::Tail
$ make
$ make test

〜中略〜

t/10open............ok
t/20tail............ok
All tests successful.

〜中略〜

# make install

 しかし、次のようにあらかじめCPANサイトの登録を行い、入手する際のツールを指定しておけば、上記のようなアーカイブを解く操作などが不要になる。ほとんどの操作が自動化され、モジュール検索からインストールまでが行われるのだ。

# perl -MCPAN -e shell

/usr/lib/perl5/5.6.1/CPAN/Config.pm initialized.

つづきのログを見る

 ここまでで初期設定が完了だ。続けてモジュールをインストールする際の手順も紹介しておこう。

 手順はとても簡単であり、installに続きモジュール名を指定するだけだ。ここで指定するモジュール名は、モジュールを利用するプログラムの解説、あるいは、http://search.cpan.org/などであらかじめ調べておく必要がある。

cpan> install Date::Parse

Running install for module Date::Parse
Running make for G/GB/GBARR/TimeDate-1.1301.tar.gz
Fetching with LWP:
ftp://ftp.ring.gr.jp/pub/lang/perl/CPAN/authors/id/G/ GB/GBARR/TimeDate-1.1301.
tar.gz
Fetching with LWP:
ftp://ftp.ring.gr.jp/pub/lang/perl/CPAN/authors/id/G/ GB/GBARR/CHECKSUMS

つづきのログを見る

 インストールが完了したら、「quit」でプロンプトを抜けることができる。

cpan> quit
Lockfile removed.

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