最近のキーボードは、Windowsロゴが刻印された「Windowsキー」を含むモデルが多い。このキーは、別にWindows上だけで利用できるものだとは限らない。X Window上で利用したい場合には、次のように設定しよう。
まず最初に、それぞれのキーを押された際のキー番号を知っておく必要がある。
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次に、それぞれのキーに役割を決める必要がある。右側のWindowsキーにカンマ「,」を割り当てるには、X上のターミナルで次のように指定すればよい。
$ xmodmap -e "keycode 115 = comma" |
Xのターミナル上で実行した場合には、ウィンドウマネージャを再起動する必要がある。以降も継続して設定を有効にしたい場合には、「~/.xinitrc」ファイルに上記の指定を記述しておけばよい。
また、専用の「~/.xmodmaprc」ファイルを用意して次のように設定しておくのもよい(F13、14、15キーを割り当てている例)。
# cat ~/.xinitrc xmodmap $HOME/.xmodmaprc # cat ~/.xmodmaprc keycode 115 = F13 keycode 116 = F14 keycode 117 = F15 |
キーとキーコードの対応を確認するためには、X上のターミナルで「xev」と入力すれば、専用ツールで確認可能だ。
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