メールサーバに「Postfix」を利用している場合、次の個所を編集することで、各ユーザーで利用可能なメール受信サイズを設定することが可能だ。
編集を行うPostfixの設定ファイル「main.cf」は、インストール時の指定によりパス先が異なる。コマンドラインから「locate main.cf」などと指定して検索するか、Red Hat LinuxのRPMパッケージの場合には「/etc/」ディレクトリ下に該当する「postfix/」サブディレクトリがある。
# vi /etc/postfix/main.cf |
各ユーザーごとの上限メールファイルサイズは、次の指定で編集可能だ。ここでの例は、約51Mバイトである。無制限にしたい場合には、数値に「0」と指定すればよい。記述個所は、main.cf内のいずれかの行で構わない。
mailbox_size_limit = 51200000 |
また、1通ごとの添付ファイルを含めた上限サイズは次の指定になる。ここでの例は、約10Mバイトという意味だ。
message_size_limit = 10240000 |
なお、編集後は「/usr/sbin/postfix reload」などと指定し、デーモンの再起動が必要だ。
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