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» 2003年03月05日 18時56分 UPDATE

ログイン可能な時間帯をPAMで制御したい

[木田佳克,ITmedia]

 Red Hatディストリビューションでメジャーなユーザー認証の仕組み「PAM」。

 このPAMを利用すると、特定のユーザーにログイン可能な時間帯を設定することが可能だ。

 該当する設定ファイルは「/etc/security/time.conf」。このファイルはPAMから参照され、次のような内容で解釈される。

# vi /etc/security/time.conf

login;ttyp*;*&!ykida;!Al2300-0800

 上記の例は、ykidaアカウントはいつでもログインが可能、そのほかのアカウントでは23時から翌8時までのログインを禁止する設定だ。

 「login」でログインに関する設定、「ttyp*」でtelnetなどで利用されるリモートコンソール全般(「tty*」ですべてのコンソール)、「*&!ykida」で「ykidaアカウント以外」を意味し、「!Al2300-0800」では毎日23時から翌8時を表す。最後の時刻指定個所の「Al」はすべての曜日だが、「Mo」(月曜)、「Tu」(火曜)、「We」(水曜)、「Tu」(木曜)、「Fr」(金曜)、「Sa」(土曜)、「Su」(日曜)といったバリエーションもある。複数の曜日を指定する場合には「SaSu」(土曜と日曜)などと記述すればよい。

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