次のようにログインが確立されているにも関わらず、WinSCP2でディレクトリ内ファイル参照をしたままフリーズしてしまう。このような場合には、権限の異なるホームディレクトリ内のシンボリックリンクが原因かもしれない。
# tail /var/log/secure Mar 13 00:47:28 speed sshd[5074]: Accepted rsa for xxxx from 192.168.0.2 port 3327 |
原因を特定する最も効果的な方法は、WinSCP2上でログを表示させるようオプション設定することだ。次のように指定すればよい。ここで例に挙げる原因以外でも、特定する手だてが表示されるはずだ。
「Advanced options」にチェックを付け、「Session」→「Logging」内でこのように設定する
パスフレーズ(パスワード)入力後は、次のような別ウィンドウがポップアップされ、ログインが完了するまでのセッションがすべて表示される。
WinSCP2のログイン条件としては、うっかりと一般ユーザーディレクトリ内でroot権限のシンボリックリンクを作ってはならない
上画像の例では、ホームディレクトリ内にroot権限のシンボリンクリンクが存在しているため、WinSCP2がファイル一覧参照できず無限ループになっている状態だ。なお、ここでのWinSCP2のバージョンは2.1.0(Build 119)である。
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