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“質のいい眠り”をアドバイス――松下電工が「suimin'ROOM」開設

» 2004年05月28日 20時27分 公開
[西坂真人,ITmedia]

 松下電工は5月28日、“眠り”のアドバイスが受けられる有料カウンセリングコーナー「suimin'ROOM(スイミンルーム)」を東京・汐留の「ナショナル住まいのショウルーム」2階に6月1日からオープンすると発表した。

 「suimin'ROOM」は、昨年4月にオープンした情報受発信拠点「松下電工ビル」内にオープン時設置されたもの。同社の20年間にわたる「眠り」に関する生体的基礎研究を応用し、睡眠/覚醒/体温の周期変動をあらわした生体リズム「サーカディアンリズム」をベースに睡眠を科学的に考察しながら、同社の製品群による“質のいい眠り”を提案していた。

photo 昨年4月オープン時に情報受発信拠点「松下電工ビル」内で設置された「suimin'ROOM」

 今回は同コーナーの内容を充実させ、有料カウンセリング施設としてリニューアル。照明/寝具/映像/音楽の連動による“理想的な睡眠空間”での眠りを実際に体験できるほか、快眠セラピスト三橋美穂氏の指導下で養成した専門アドバイザー「快眠コンシェルジュ」が、良質な眠りを得るための工夫や生活環境の改善提案を行なうという。

 同社が開発した照明器具/寝具/空調/AV機器などの統合制御システム「エミットスイミンシステム」を設置。“質の良い眠りと目覚め”に導く室内環境が構築できるというこの新システムの市場ニーズを、suimin'ROOMで検証していく。

 エミットスイミンシステムは、2005年6月の発売を目指しているという(エミットスイミンシステムの詳細は別記事を参照)

 約1時間に及ぶカウンセリングコースの内容は、前半30分間で眠りの相談/質の良い眠りのための生活環境コンサルティングを実施。快眠コンシェルジュが日頃の眠り方/悩みなどをヒアリングするほか、「眠り相談ソフト」を利用して具体的な方法をアドバイスする。

 後半30分は、心地良い眠りを得るためのアイテムを使った“質のいい眠り”の実体験タイム。入眠から目覚めまでをサポートする「夜のぐっすり型」と、マッサージチェアによる“お目覚めマッサージ”や小鳥のさえずりなどで昼間のウトウトを解消する「昼間の眠気解消型」の2タイプから選択できる。体験中には“やすらぎ度”もグラフ表示されるという。

 完全予約制で料金は1回2000円(約60分)。予約方法は電話(03-6218-0010)のみで、受付時間(営業時間)は午前10時から午後6時まで。背すじのかたち/平衡感覚/骨格のゆがみ/体成分分析などがチェックできる有料の「からだバランスコーナー」も併設している(1回2000円/25分、予約制で予約方法はsuimin'ROOMと同じ)

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