松下電工は5月28日、良質な眠りを得るための室内環境をつくる「エミットスイミンシステム」を開発したと発表した。6月1日から東京・汐留に「suimin’ROOM(スイミンルーム)」(関連記事参照)を設置して市場ニーズを検証し、来年6月の発売を目指す。
タッチパネル式の「スイミンコントローラ」を利用して、睡眠に快適な環境を作る。寝室の照明のON/OFFやベッドのリクライニング、エアコンの温度、TVやオーディオの操作、カーテンの開閉などを、赤外線リモコン方式で自動制御してくれる。
コントローラには、深い眠りに誘導する「ぐっすり睡眠コース」と、浅い眠りに留めて目覚めをよくする「眠気スッキリコース」の2つのプログラムを搭載。睡眠の状態を「入眠時」「リラックス時」「やすらぎ時」「目覚め」の4段階に分類し、段階ごとに機器を制御して最適な睡眠環境を作るという。
今後は、センサーの装着なしに体の状態を計測し、一人一人の眠りの状態に合わせて室内を制御する「生体センシング・フィードバック機能」や、インターネット経由で計測した生体データの分析や健康アドバイスできる「遠隔カウンセリング」のほか、映像や音楽のネット配信も行なう予定。
事業化から3年めの2007年には「寝室ソリューション」として50億円の売り上げを目指す。
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