マジンガアは、26.74秒という記録を打ち出した。
午前中の成功者はここまでだったのが、昼休み明けに、また動きがあった。
まず、マジンガアが2度目のトライアルで20.45秒の記録を出す。最初は、着実なモーションでトライしたのだが、こんどは記録を狙うモーションに変えてきたのだ。
すぐつづいたのが、大河原氏の「MAGI」。午前中に2度トライしてどちらも失敗だったのだけど、今度は成功。記録は22.57秒。
1400グラム以下という徹底的な軽量化をほどこしたMAGIは、180度反転しながら起き上がるという大技を繰り出せる。これでタイムは大幅に短縮される。走る速度が上がらなかったので、マジンガアには届かなかったが、今後期待されるマシンだ。
ここからしばらく、また死屍累々が続く。「Metallic Figher」「A-Do」といったビッグネームが、ばたばた倒れる。第5回大会のROBO-ONE Dashのレコードホルダーの「ハマカゼ」も3回失敗。運動性能の高い、「ヨコヅナグレート不知火」もだめ。あれだけの安定性を見せた「ARIUS」も1度も成功できない。みんなタイムなしである。
久しぶりの成功は、斉藤氏の「looper」。脚だけというスタイルのロボットだ。普段から180度回転しながら歩いているので、この規定ではどうするのだろうと思ったら、起き上がってからスタート前に(180度回転して)1歩歩くということで対応していた。とにかく歩幅が広いから足がはやい。3度目のトライで18.77秒をマークした。
looperが惜しかったのは、1度目のトライだ。快調に飛ばして14秒でゴールラインを踏んだのだけど、そのあと手前に転倒。西村ROBO-ONE委員長の「ゴールのあと、ロボットは向う側にいかないとゴールとはみなされない」という判断により、参考記録となってしまった。これは、わたしも残念に思うので、ここにはそのときの動画を載せる。
「Burning Star」の宮田氏は、エントリー終了の午後2時ギリギリに登場。朝、マシンにトラブル(基板から煙をはいてしまって、交換。まさにバーニング)が発生し、急いで交換してタクシーで駆けつけたんだそうだ。
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