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Blogを「知らない」28%「見たことがない」31.3%で普及はまだこれから

» 2004年09月02日 15時53分 公開
[ITmedia]

 C-NEWSと日経産業新聞は共同で「Blog」に関する「ネット1000人調査」を実施、その結果を発表した。

 これによると、「他人のBlogを見ているか」という問いに対し、「見たことがない」がトップで31.3%、次いで「そのようなサイトがあることを知らなかった」が28%、「見たことはあるが、最近は見ていない」25.9%で、「見ている」は14.8%にとどまった。

 「見たことがない」理由としては、「興味・関心がない」が大半で、自分の意見や考えを自由に配信するBlogの特徴にも「自己満足の垂れ流しと変わらない」「他人の日記の盗み読みみたいで嫌だ」といった意見が多かった。

 Blogを見たことがある人のうち閲覧したBlogに書き込みやメールなどをしたことが「ある」人は24.1%で、Blogの良さ(複数回答)については、「マニアックな情報を得られる」が172人、「一般の人が考えを表現できる」171人、「関係者などから生の情報を見られる」155人などが多かった。

 「今後、他人のBlogを閲覧したいか」については、「ぜひ見たい」が9.3%、「できれば見たい」が37.0%で、今後も見たくない人は53.7%に上る。「自分のBlogを作成したいか(運営を続けたいか)」という問いにも、「あまり作成したくない」と「ぜったい作成したくない」の合計が83.3%で、積極的に関わりたいと思う人はまだ少数派のようだ。

グラフ 今後、自分のBlogを作成したいですか(運営を続けたいですか)

 「見たことはあるが、最近は見ていない」人の理由がのトップは「見る時間がない」(43.8%)だが、「興味のあるテーマ・ジャンルのBlogが少ない」(38.7%)や「有益な情報が少ない」(30.9%)意見も多い。普及には、幅広いジャンルのBlogの公開が不可欠であり、映画や音楽など、エンターテインメント業界が販売促進のツールとして使う動きがあるものの、浸透するにはもう少し時間がかかるとみている。

 調査は2004年8月25日〜27日、15歳以上のインターネットユーザー1000人(男女比5:5)を対象に行われた。

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