テクノロジー系アパレルメーカーのSCOTTeVESTは9月9日、フレキシブル太陽電池のメーカーであるGlobal Solar Energyと共同で、初の太陽電池ジャケット「Solar SeV」を発表した。11月15日に出荷の予定。
SeVは、太陽電池が組み込まれたスリーブを背中に装着。直射日光の下では2〜3時間で充電が完了するが、充電には直射日光が必須というわけではないという。また、ジャケットには30個以上の隠しポケットがあり、電源やイヤフォンのワイヤリングを隠す仕組みも用意されている。
Global Solarの太陽電池パネルである「PowerFLEX」は、薄膜光電池製で、銅・インジウム・ガリウム・セレン(CIGS)を薄いステンレススチール基板上に配置している。このパネルで変換された電気は、トランプのデッキ程度の大きさのバッテリーパックに充電される。この充電パックはジャケットの中に隠されており、USBデバイス(USB充電が可能なもの)にチャージすることが可能だ。同社によると、携帯電話、PDA、ゲームボーイ、MP3プレーヤーなどで利用できるという。
太陽電池パネルは取り外しが可能で、分離させたジャケットは普通(?)の電脳ジャンパーとして使うことができる。ただし、メーカーでは、「このジャケットのスタイリッシュで未来的なデザインは、太陽電池パネルとうまく合っている」と主張している。
ジャケットとソーラーパネルの組み合わせ価格は425ドルからで、予約可能。ソーラーパネルのみは225ドルとなっている。将来はさまざまなオプションも提供されるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR