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業界最薄・高さ58ミリ――ネットワーク対応の普及機・東芝「RD-XS24」

» 2004年09月29日 01時02分 公開
[ITmedia]

 東芝は、市場想定価格5万円前後という普及価格帯モデルながらも、「ネットdeナビ」などのネットワーク機能を備えたHDD/DVDレコーダー「RD-XS24」を発表、11月上旬から発売する。

photo 普及価格帯ながらもネットワーク機能に対応した「RD-XS24」。本体の高さは業界最薄という58ミリ

 新製品は、これまでの同社製品では上位機種にしか備えていなかったイーサネット端子を標準で装備。「ネットdeナビ」を利用して、PCから番組予約や録画済み番組タイトルの編集などを行うことができるほか、メールを利用して外出先から番組予約を行うことも可能。

 本体サイズは430(幅)×58(高さ)×336(奥行き ミリ)DVD/HDDレコーダーとして、業界最薄(同社)を実現した。対応メディアはDVD-RAM/RW/Rだが、RD-X5に搭載されたDVD-R VRには対応しておらず、カートリッジ式のDVD-RAMにも対応しない。

 EPGには同時に発表されたRD-X5と同じく「WEPG」を搭載。アンテナ(地上アナログ放送波)から番組表を受信する「ADAMS」とインターネット経由で番組表を受信する「iNET」の両方を搭載しており、地上/BSアナログ放送、地上/BSアナログ、BSデジタル、スカパー!などの番組表を利用することができる。

photo RD-XS24のポジショニング。同社今年下半期のHDD/DVDレコーダー製品群においては、WEPGを備えたスタンダードタイプという位置づけになる

 番組検索機能としては、自由に設定可能なキーワードを利用しての「自動番組検索」や90以上のジャンルから最大5つまで選択して検索が可能な「ジャンル別番組表」、人名一覧から検索できる「人名検索」などを備える。なお、RD-X5やRD-XS53のような外部チューナー制御機能は備えていないので、BSアナログ/デジタルやスカパー!の録画についてはチューナー側でも予約作業が必要になる。

 HDD容量は80Gバイトで、長時間録画モード「MN1.0モード」を利用すればHDDに最大で約142時間の録画が可能(連続録画可能時間は9時間)。

 イーサネット端子を備えたことによって、「RD-XS53」「RD-XS43」以降の対応機種との間で、LAN経由によるダビング「ネットdeダビング」を行うことができる。一方のRDシリーズでHDD容量などが不足した際に、タイトルを移動して空き容量を確保するといった使い方ができる。

 そのほか、最大24個まで作成可能なフォルダ機能や、1.5倍速早見早聞、Videoモードで録画したDVD-R/RWからHDDへの再エンコードなしのダビング機能なども備える。

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