ITmedia NEWS >

「タイムドメイン」でシアター構築はいかが? 富士通テンがスピーカー

» 2004年11月16日 21時37分 公開
[ITmedia]

 富士通テンは、タイムドメイン(時間領域)理論に基づくホーム用スピーカーシステム「ECLIPSE TD」シリーズの新製品「TD712z」「TD712z-S」を11月20日から発売する。価格はレギュラータイプのTD712zが29万4000円、ショートスタンドタイプのTD712z-Sが27万3000円。

photo

 タイムドメイン理論は、音は空気の圧力が時間とともに変化するものという考えに基づき音の波形を正しく忠実に近づけることで高音質を目指した音響理論。正確な音像定位と空間再現性が、オーディオファンだけでなくトップアーティストやレコーディングエンジニアからも高い評価を得ている。あのビル・ゲイツ氏も絶賛したという話は有名だ。

 新製品のTD712zは、従来製品から磁気回路の強化と振動系質量を軽減することでドライバーユニットの高速駆動を実現。また新機構ソリッドベースの採用でスピーカー部とスタンド部の一体化を図っている。これらの改善により、インパルス応答性の向上(従来品「512」と比べて約10%向上)と、高域再生帯域の拡大(20KHz)を実現した。

 ショートスタンドタイプの「TD712z-S」は、スクリーン下の設置で映像を妨げないようにしたセンタースピーカー向け製品。レギュラー/ショートスタンド両タイプを組み合わせることで、同一スピーカーによるマルチチャンネルのサラウンド環境が構築できる。

 サイズはレギュラータイプのTD712zが347(幅)×988(高さ)×384(奥行き)ミリで重さが約32キロ、ショートスタンドタイプのTD712z-Sが347(幅)×600(高さ)×384(奥行き)ミリで重さが約21.5キロ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.