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» 2005年01月15日 01時45分 UPDATE

劇場がある暮らし――Theater Style超高級ホームシアターの世界――ゴールドムンドハウスを訪ねて (1/3)

日本ユーザーにもお馴染みの高級オーディオブランド「GOLDMUND(ゴールドムンド)」が、米国市場攻略の拠点として建てた「ゴールドムンドハウス」を訪問。予算は度外視でハウスをのぞくと、そこにホームシアターの“これから”が見えてくる。

[本田雅一,ITmedia]

 「GOLDMUND(ゴールドムンド)」と言えば、日本のオーディオファンにはおなじみのハイエンドオーディオブランドだ。コンパクトで高効率ながら音質にも優れた独自の電源と質感が高い筐体から生まれる音は、スカッと抜けるようなハイスピードで気持ちの良い音が出てくる。

 ハイエンドと一言でいっても、様々な価格レンジのブランドがあるが、ゴールドムンドはそれらの中でも高級な部類。あまりスゴイ値段なので、本文中では価格について触れないが、ローエンドのSRシリーズでも3桁万円に届くぐらいと言えばおおよそ想像はできるかもしれない。上位のスピーカーに至ってはウン千万円である。

 そのゴールドムンド。実は欧州と日本が売り上げの中心で、米国はほんの僅かだという。そのゴールドムンドが米国市場を攻略するために建てたのが、通称「ゴールドムンドハウス」と呼ばれるショールームである。

米国にゴールドムンドハウスを作った狙い

 ゴールドムンドハウスはロサンゼルスの北西、とある超高級住宅街の頂に作られている。米国の高級住宅街によくあるように、セキュリティによるゲートチェックを行わなければゲストは車でエリア内に入る事も許されない。

 そのオーナーはゴールドムンドを経営するフランス人のミシェル・レバション(Michel Reverchon)氏。同氏はゴールドムンド本社のあるスイス・ジュネーブと、ここロサンゼルスのゴールドムンドハウスの間を往復しながら生活をしているという。

photo ゴールドムンドを経営するレバション氏

 元々はエレクトロニクス専攻で卒業後はIBMでマーケティングに従事し、その後独立してゴールドムンドの設立に関わった。ゴールドムンド製品の基本的な設計や音作りに関しては、ほとんどレバション氏が関わっているという。

 ゴールドムンドハウスのリスニングルームにセットされたUltimateシリーズのスピーカーやアンプ、プレーヤでのデモを聞かせていただいたが、普段我々が接する機会の多いゴールドムンドSRシリーズとは別次元の、生々しく鋭い、目の覚めるような音が出てくる。“本物の音より新鮮に感じる”と行っても言い過ぎではないだろう。ワイドレンジでキレが良くハイスピード。しかも解像度やフォーカス感にも優れる。誰が聴いてもスゴイと思える音だ。

photo リスニングルームには縦10フィートの4対3スクリーンが埋め込まれている
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