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» 2005年01月18日 23時54分 UPDATE

「目でストレスを測る機械」でストレスを測ってきた (1/3)

アイリテックの「ストレスメーター1」は、瞳孔(ひとみ)の対光反射を利用して、その人が抱えているストレスを測るというユニークな機械だ。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 「目は口ほどにモノを言う」というが、本当は口に出せないことや、本人が気づかないことまで、目は語っているらしい。それを代弁してくれる機械が登場した。

 アイリテックが1月17日に発表した「ストレスメーター1」は、瞳孔(ひとみ)の対光反射を利用して、その人が抱えているストレスを測るというユニークな機械だ。

photo ストレス計測中

 対光反射とは、眼に光が当たったとき、反射的に瞳孔を収縮させ、眼球に入る光の量を調節する反射行動のこと。「瞳孔の収縮は、虹彩(アイリス)の中の平滑筋が収縮することで起こる。そのときの収縮スピードや収縮の程度などを測定すると、自律神経のバランス状態が解析できる」(アイリテックの小林祥三社長)という。

 瞳孔の収縮を司るのは交感神経、拡散するときには副交感神経が働く。これら(自律神経)のバランスが崩れていると、ストレスが溜まった状態と判断できるわけだ。

photo 虹彩には、個人認証などに使用する“変化しない部分”と“変化する部分”があり、変化する部分は体の各器官の状態を反映しているという

 しかも、ストレスメーターは計測できるのは、それだけではない。自律神経のバランス状態と10万件におよぶ蓄積データにより、消化吸収や代謝プロセスのレベル、内臓の機能といったデータから、果ては被験者の精神・情動面の傾向、それに基づく職業の適性など、多分にパーソナルな領域まで分析してしまう……いや、分析してくれる。

 これを応用すると、たとえば企業が社員の健康管理や人材適正検査に使うことも可能になる。小林社長は、「一般的に適性検査などは設問回答式のアンケート調査で行うが、それでは被験者の恣意的な操作や、慣れによって結果が左右されやすい。また、きめ細かい分析をしようとすれば設問が増え、受験時間も長くなってしまう」と指摘する。

 対してストレスメーター1では、1回の計測にかかる時間はわずか3分ほど。医療分野はもとより、エステなどのヘルスケア産業、さらには企業の人事部まで、その応用範囲は幅広いという。価格は、1台315万円だ。

体験してみた

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