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アナタの心に“ストライク”?――東芝「RD-H1」を試す速攻レビュー(3/5 ページ)

» 2005年02月18日 12時07分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 実際の使い勝手も、RD-X5などとほとんど変わらない。電子番組表は地上波配信のADAMS-EPGとインターネット接続で利用可能なiNET(DEPG)が利用可能で、1画面に最大で8局×6時間分の番組一覧が表示可能だ。ダビング機能はダビング先からDVDが省略されているほかは、相変わらず機能豊富だ。

photo EPGでは、最大8局×6時間分が一覧できる。4時間/2時間分への切替えも可能だ
photo 録画番組一覧はサムネイル付き一覧も可能だが、32番組が一覧できるタイトルリストが便利だ。もちろんフォルダ機能も備えている
photo 番組の結合もできるなど、編集機能も豊富
photo ダビング機能では、ダビング先としてDVDが選択できないだけ

 「ネット de ナビ」から省略されたのは、DVDビデオ作成時のオリジナルメニュー登録機能のみだ。パソコンからのiEPG予約、録画番組の管理機能、仮想リモコン機能、さらに「ネット de モニター」機能も備えている。「RD-H1」は、2台目、3台目のビデオレコーダーとして利用されることも多いだろうから、リビングで家族にテレビを占領されたときなど、パソコンで録画番組の簡易再生ができる「ネット de モニター」機能は、今まで以上に有用な機能になるはずだ。

photo 「ネットdeナビ」も省略されたのはオリジナルDVDメニュー画面に関連する機能のみ

 試作機ということもあり、画質にはこまかくは触れないが、基本的に従来のRDシリーズから変化はないようだ。誇張は控えめで、いかにもRDシリーズらしいもの。ハイビット/ハイサンプリングレートビデオDACやゴーストリダクションチューナーは搭載していないものの、これらは現状、各社共にハイエンド製品にしか搭載されていないのだから仕方ない。

 些細なことだが、DVDドライブを省略したメリットとして、起動時間が短く済む点が挙げられる。電源を入れてから「Loading」のロゴが消えるまで15秒程度で済む。DVDドライブやDVDメディアのチェックが不要なぶん、そのまま起動時間の短縮に繋がっているようだ。RDシリーズの起動時間は、お世辞にも高速な方ではなかったので、あえてメリットに挙げても悪くはないだろう。

DVDドライブの代わりを十分果たす「ネット de ダビング」

 「RD-H1」で録画した番組をDVDに残そうとするとき、必須になるのが「ネット de ダビング」だ。機能そのものは過去に幾度か紹介しているので詳細には触れないが、基本的にはLAN接続した「ネット de ダビング」対応のRDシリーズに、DVDやHDD間ダビングと同様のダビングが行えるというもの。今回は、「RD-XS53」と接続して相互に「ネット de ダビング」を使ってみた。

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