一方、IPコミュニケーションの分野ではSkypeのバンドルを行うとともに、Microsoftとの協業で次期MSN Messenger(現在βテスト中のバージョン7)がサポートするオーディオとビデオの同期(リップシンク)機能に対応。個人向けにはマイクとWebカメラを統合したノートPC向けのQuickCamシリーズ2製品を投入する。
しかし注目は企業向けとされる「ViewPort AV 100」だ。VGA解像度のWebカメラとマイクが統合されているのはもちろん、Bluetoothトランスミッター機能が備わっており、Bluetoothヘッドセットが組み合わされる。ヘッドセットの充電クレードル機能も兼ねるなど、なかなか機能的なデザインだ。
欧米ではソリューションベンダーとパートナーシップを組み、企業向けのIMソリューションと組み合わせての展開を行う。たとえばIP電話の着信をBluetoothヘッドセットに通知したり、ヘッドセットの応答ボタンでIP通話に応答。あるいはIMメッセージが入った時、発信者名を音声でヘッドセットから再生するなど、用途ごとにアプリケーションを開発するのが目的で、パートナー向けにSDKを提供する事で実現する。
日本でもSIやVAR向けに展開する予定があるというが、量販店などのコンシューマーチャンネルへの販売予定はない。ただし、将来的に同社直販サイトでの販売が行われる可能性はゼロではないようだ。
このほか、最近同社が力を入れているスピーカーセットに、PCやゲーム機向けとしてはハイエンドとなるTHX規格準拠の「Z-5500」を提供。同じくスピーカーとしては、iPodに対応する12オンス(約340グラム)と軽量な「mm22」ポータブルスピーカーと、PSP向けの「PlayGear Amp」ポータブルスピーカーの2製品を発表している。
ポータブルスピーカー2製品は最近採用例が多いアルミコーンの小型ロングストロークドライバユニットをチャンネルあたり2個搭載し、サイズの割には迫力のある音が出てくる。それぞれ対応製品に合わせてデザインも合わせ込まれていた。
PSP向けにはこのほか、PSPにピッタリとフィットするハードケースやインナーイヤー方式のイヤホン、アナログ音声出力を二股に分割するオーディオスプリッターがアナウンスされている。
これらは欧米で5月から順次発売される予定だが、いずれも日本での販売計画もあるようだ。
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