レビュー
中国製デジカメ「愛国者V815」を使ってみた(1/5 ページ)
国内のデジカメ市場は飽和気味だが、海外ではまだまだ勢いがある。中でも注目したいは中国だ。ある調査によると、中国での昨年のデジカメ販売予測台数は前年比91.3%増の268.6万台になり、今年は400万台を超えるといわれている。数年後に、日本での販売台数を超えることは間違いない。
ただし、今中国で売れているのは日本のデジカメ、あるいはKodakやSamsungなどの外国製品である。中国国内メーカーのデジカメも数はたくさん出ているが、シェアは高くない。これまでの中国製デジカメは、日本製品に比べて性能やデザインで見劣りしていたことが苦戦の主な原因だろう。
しかも、今年1月からは日本から輸入されるデジカメに対する関税が撤廃され、日本製品の中国での価格が徐々に下がるといわれている。こうなると、安さを武器にしていた中国国内メーカーの立場はますます苦しくなる。現に、私が訪れた上海の電脳街でも日本製デジカメの価格は、日本での販売価格と大きな差は見られなかった。
圧倒的優勢な日本製デジカメに対抗する
そんな状況の中、「打倒、日本製デジカメ」を掲げる、気合いの入った中国製デジカメが登場した。北京華旗資訊数碼科技有限公司が昨年12月に発売した「愛国者V815」だ。
同社は、北京の中関村に拠点を置くPC周辺機器の大手メーカーである。最近話題の聯想(レノボ)と並んで、中国製デジカメのトップメーカーとしても知られている。「愛国者」という名前については、日本人の感覚では少し戸惑いを覚えるが、これは以前から使われている同社のブランド名であり、英文表記は「aigo」となる。MP3プレーヤーなど一部の製品は日本にも入っているので、ご存知の人もいるだろう。
興味深いのは、このデジカメの「V815」という型番だ。同社のプレスリリースによると、Vの文字はVictoryの意味であり、この製品は今年が抗日60周年にあたることを記念して発売したものだという。つまりこの製品名には、日本製品に対抗しようという強い意志が込められているのだ。(参考:プレスリリース)
そんな力のこもったデジカメの性能はどうなのか、本当に日本製品に対抗できる実力はあるのか。次ページからは、愛国者V815の使用レポートをお伝えしよう。
日本のデジカメと比べ遜色ないデザインと機能
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「POPOPO」サービス終了 開始から約半年
-
2
メルカリ株が大幅安、1カ月で3割下落 最新ポケカ出品禁止を嫌気、転売・不正利用の批判も相次ぐ
-
3
ドローン攻撃を受けたAWS中東データセンター、半年の復旧作業の末に「一部データは回復不能」
-
4
ドラマ「VIVANT」のワンシーンに映像制作界隈が「ぞっとする」 microSDカードを端子むき出しで手渡し
-
5
Salesforceで大規模障害 「夕方以降に落ちるなんて」阿鼻叫喚 PayPayのフォームにも影響【復旧】
-
6
旅客機並みの巨大通信衛星「スターリンクV3」がもたらすもの
-
7
経営「AIでラクして早く帰って」→社員「帰らない」 工数最大9割減のDeNAも悩むAI効率化の壁
-
8
マンガ原稿をクラウドに上げただけでGoogleアカウントBAN Gmailも道連れ……日本では合法なのになぜ?
-
9
“ほったらかしAI動画編集”を「DaVinci Resolve」で試す これが今のベストチョイスかも
-
10
デジタル相に古川俊治氏 AI戦略やサイバー安保も担当 外科医で弁護士、MBAも取得
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR