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» 2005年04月12日 17時32分 UPDATE

ビクター、HDDカム「Everio」に3CCDを搭載した新モデル

日本ビクターはHDDカムコーダ「Everio」の新製品として、3CCDを搭載した「GZ-MC500」を発表、6月上旬より発売する。撮影時重量は約400グラムで、3CCDを搭載した製品としては世界最小・最軽量を実現している。

[ITmedia]

 日本ビクターは同社のHDD搭載ビデオカメラ「Everio」の新製品として、新開発した「3CCDカメラシステム」を搭載した「Everio GZ-MC500」を発表、6月上旬より発売する。価格はオープンだが、実売想定価格は17万円前後の見込み。

photo GZ-MC500。従来モデル「GZ-MC100/MC200」も併売される。

 GZ-MC500は有効123万画素(総画素数133万画素)の1/4.5インチCCDを3つ搭載した「3CCDカメラシステム」を搭載。レンズがとらえた映像をRGBの3原色に分解した後、それぞれのCCDで映像信号とするために色表現力が大幅に向上したという。動画撮影時の有効画素数は69万画素。

photo GZ-MC500のレンズとプリズムユニット

 プリズムにはフジノンが特許を持つ「クサビガラス固着方式」を民生機としては初めて搭載、CCDを6軸(水平・垂直・回転・フォーカス)方向に調整することで、「色ズレの低減や高精細な映像を実現した」(同社)。

photo CCDズームレンズユニット
photo クサビガラス固着方式を採用

 レンズは7群10枚構成で、F値は1.8〜2.4(静止画撮影時にはF1.9〜F2.4)。動画記録時には10倍(35ミリ換算46.2ミリ〜462ミリ)、静止画記録時には8倍(35ミリ換算43ミリ〜344ミリ)の光学ズームも備える。画像処理エンジンには2004年9月に発売されたEverio「GZ-MC100/MC200」と同じ「メガブリッド」を引き続き搭載し、動画・静止画それぞれに適した映像・画像を作り出す。

 本体サイズは80(幅)×55(高さ)×113(奥行き ミリ レンズフード含む)、約400グラム(撮影時)。3CCDタイプの家庭用デジタルビデオカメラとしては「世界最小・最軽量」(同社)のサイズだという。GZ-MC200と同じくグリップ部分が可動し、後部には1.8インチの液晶モニタを備える。

photo シーンダイヤルのほかマニュアルフォーカスリングなども備える。「各種機能がメニュー画面に入っていないのもポイント。直感的に撮影を楽しめるインタフェースだ」(同社)

 TypeIIのコンパクトフラッシュスロットを装備し、マイクロドライブや大容量コンパクトフラッシュに720×480ドットのMPEG-2動画を記録できる(エコノミーモードのみ352×240ドット)。付属の4Gバイトマイクロドライブに最高画質(約9Mbps)で約1時間、エコノミーモード(約1.7Mbps)ならば約5時間の録画が可能だ。2G/6Gバイトのマクロドライブも利用可能で、6Gバイトのマイクロドライブを使用すれば最長で7時間半の録画が可能になる。SDメモリーカードスロットも引き続き搭載し、16:9での記録が行なえる「16:9ワイドTVモード」も備えている。

 静止画については、3CCDならではの“半画素ずらし”ともよべる技法が採用されており、CCD1つあたりの画素数は有効123万画素ながらも2560×1920の画像を記録できる。R/G/Bの各色用意されているCCDのうち、グリーンだけが物理的に半画素ずらして(ピクセルシフト)配置されており、それによって、R/G/Bの画素が1:1:1ではなく、1:1/4:1という比率でもRGBが成立するようになっている。

photo 5メガピクセル記録の仕組み

 グリーンの画素がほかと比べて1/4でもRGBが成立するということは、全体の記録画素としては4倍(水平方向×2、垂直方向×2)となるため、123万画素×2×2で492万画素相当の静止画記録が可能になった。「123万画素でも一般的な静止画のニーズに応えることはできるが、A4サイズまで引き延ばしの印刷を考えると、500万画素には意味があると考えた」(同社)

photo ポップアップ式のフラッシュも備える
photo カードスロット

 「カムコーダの市場は台数だけ見れば微増だが、単価が低下しており苦戦している。“ランダムアクセス世代の台頭”“メディアの進歩(HDD容量の拡大)”“ハイビジョンの流れ”という市場の変化を受け、提案するのが新しいEverioだ」(同社AV&マルチメディアカンパニー 理事 商品企画部長の北見雅則氏)

photo 同社AV&マルチメディアカンパニー 理事 商品企画部長の北見雅則氏。「カムコーダを“ライブイベントキャプチャー”から、日常のツールへと誘導し、市場規模を10%拡大したい」

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