人とくるまのテクノロジー展
2007年、LEDが車のデザインを変える?
5月18日、パシフィコ横浜で「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展」が開幕した。ハイブリッドカーや燃料電池車などに注目が集まりがちの自動車業界だが、電装部品やライトなど地味な部分も着実に進化している。中でも注目したいのがLEDだ。
LED照明は、省電力や長寿命といった数々のメリットを持つ“次世代”の光源。2~3年後には現在の蛍光灯を超える効率を実現し、応用範囲を劇的に広げるといわれている(関連記事)。自動車技術展では、LEDを使ったコンビネーションランプやヘッドランプが参考出展されていた。
小糸製作所の担当者によると、「ヘッドランプの場合は、省電力による燃費の向上にくわえ、車のデザインを変えるものとして期待されている」という。消費電力はわずか4ワット。3000時間という長寿命も期待できるため、燃費やメンテナンスの面でも有利だ。
そしてコンパクトなLEDは、光源を複数に分けて自由に配置できるメリットがある。「現在、複数のバルブを使ったロービームというのは存在しない。しかし、展示モデルでは流線型の車体に沿った形で11個ものLEDを配置している」。
従来のハロゲンヘッドランプやディスチャージヘッドランプ(HID)などは、大きな単一の光源を設置することになり、どうしてもデザイン面の足枷になってしまう。対してLEDの場合は、車体の形に沿った形で光らせたり、逆に目立たなくすることも可能だ。モーターショーに参考出展されるような未来的なデザインの車も夢ではない。
同社によると、LED光源を使用したときの現時点では製造面の問題のほか、法規制があってLEDヘッドランプは使えないが、2007年初頭にはすべてクリアできる見通しだという。「製品化時は、現在(11個)の半分の数で、HIDと同等の明るさを実現できるだろう」(同社)。
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