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» 2005年06月09日 15時43分 UPDATE

シャープ、ネットワークプレーヤーを内蔵した新“液晶IT-TV”

シャープは亀山工場製32V型パネルを搭載した“液晶IT-TV”「IT-32X2」「IT-32M2」を発売する。上位モデルはメディアプレーヤー機能を備え、ネットワーク上の映像などを再生できる。

[渡邊宏,ITmedia]

 シャープは6月9日、32V型液晶パネルを搭載した“液晶IT-TV”「IT-32X2」と「IT-32M2」を発表した。6月下旬より順次販売の予定で価格はオープン。実売価格はIT-32X2が26万円前後、IT-32M2が23万円前後の見込み。

photo “液晶IT-TV”「IT-32M2」

 新製品はいずれもパネルに同社亀山工場で生産されたASV方式低反射ブラックTFT液晶を使用している。輝度は500カンデラ/平方メートルで、解像度は1366×768(アスペクト比 16:9)。内蔵チューナーは地上アナログのみだが、D4端子×2、ビデオ×3、S2×2の各端子を備えており、D4端子を使って接続すればデジタルハイビジョンも楽しめる。

 AQUOSにも搭載されている「IP変換機能」や「3:2/2:2プルダウン」「三次元Y/C分離」「CTI/LTI画質補正」「動き適応型ノイズリダクション」「ゴーストリダクション」「肌色補正」「明るさセンサー」といった高画質化機能も備える。画像処理エンジンはAQUOSとは別設計のものが使用されており、その理由について同社では「動画に加えて静止画もきれいに表示するため」と説明している。

 PCとテレビの画面を同時に表示する「ピクチャー・バイ・ピクチャー」、メイン画面の中に小型のサブ画面をカットイン表示する「ピクチャー・イン・ピクチャー」という2つのマルチ画面機能も搭載しており、メイン/サブの切り替えやサブ画面のサイズ変更などはリモコンでも行える。

photo サブ画面の大きさは20段階に変更可能(写真は最大サイズ)
photo リモコン

 “液晶IT-TV”の名称は昨年9月に発表された「IT-26M1」「IT-23M1」「IT-20M1」から使用されていたが、これらのモデルはD4端子やハイビジョン対応パネルを備えながらも、PCと接続してDVDビデオやTV番組の視聴を行える液晶モニターとしての位置にとどまっていた。

 新発表のモデルは「さまざまな情報を扱う窓口としての製品」(同社)としてのスタンスを明確に打ち出す機能が搭載された。それが上位モデルのIT-32X2に搭載されたUSB入力機能とネットワーク機能だ。

 IT-32X2はUSB入力(2系統)とUSBハブ(ダウンストリーム2ポート、アップストリーム1ポート)を備えており、デジタルカメラを接続して撮影した画像を大画面で鑑賞できるほか、オーディオプレーヤーなどUSBマスストレージクラスに対応した機器ならば収納されているコンテンツをIT-TV側で再生できる。

photo USB端子は右側面に設けられている

 また、有線(10BASE-T/100BASE-TX)と無線(IEEE 802.11a/b/g)のネットワークインタフェースとメディアプレーヤー機能も備えており、ネットワーク上のPCなどにあるコンテンツを再生することができる。再生可能なフォーマットは映像がMPEG-1/2、WMV、画像がJPEG/PNG/BMP、音声がMP3/WMA/リニアPCM/WAV。

 Windows DRMなどの著作権ほどが施されているコンテンツについては扱うことができないほか、異なるメーカーの機器でもコンテンツの相互利用を可能にするDLNAへの対応も現時点では「予定」となっている。

photo メディアプレーヤー画面。USB接続された機器に収納されているコンテンツの再生もここから行う

 無線LANについてはAOSSに対応しており、対応アクセスポイント(ルータ)がある場合にはワンボタンで設定が完了する。また、イーサネットコンバータも搭載しており、クロスケーブルを利用すれば接続したPCを無線化することができる。

 本体サイズは801(幅)×280(奥行き)×645(高さ)ミリで、重さは約29キロ(IT-32X2)、約28キロ(IT-32M2)。

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