自分で満足できる写真を撮れるようになったら、次のステップは撮った相手に喜んでもらえるポートレートを撮ること。そのためには、露出や光、背景選び、構図など様々な要素が絡んでくるが、中でも特に重視したいのはシャッターチャンスだ。
人物の表情は瞬間瞬間で大きく変化する。特に、子どもや女性は表情の変化がめまぐるしい。たとえ背景や構図にどんなにこだわっても、表情がよくなければ、その写真の価値はなくなってしまう。逆にいうと、いい表情の瞬間さえ撮れてれば、いくらか構図や背景が中途半端であっても、あるいは多少のピンぼけやブレが生じていても、まったく気にならないはずだ。
*ist DLは、電源オンを入れるとほぼ瞬間的に起動し、撮影可能になる。ワイドまたはスポットの2タイプを選べるAFは、コンパクトデジカメよりもスピーディに作動し、レリーズタイムラグも短い。シャッターチャンスを重視した撮影に最適なレスポンスといえる。
シャッターチャンスを最優先した上で、構図やアングル、背景選びに配慮すればなおいい。そのためのひとつの方策は、交換レンズにこだわること。
新発売の望遠ズーム「DA ズーム50-200mmF4-5.6 ED」は、35ミリフィルム換算で76.5〜306ミリという、ポートレート撮影に好適な焦点距離を持つ。しかも、望遠ズームとしてはコンパクトであり、*ist DLに装着したときのバランスもいい。実売価格は、3万円前後と手頃なので、標準ズームの次に買う2本目のレンズとしてお勧めできる。
そのほかには、「パンケーキ」と呼ばれる超薄型の単焦点レンズ「DA40mm F2.8 Limited」もポートレート撮影に使いやすい。長さがわずか15ミリ、重量が90グラムしかないので、持ち運びが楽なことも大きなメリットだ。また、マクロレンズの「D FAマクロ50mm F2.8」を、マクロ専用ではなくポートレート兼用に使うのもいいだろう。
各レンズには、画質や操作性にそれぞれの個性があり、交換レンズが増えれば増えるほど表現力は豊富なる。*ist DLに交換レンズを組み合わせ、一眼レフならではの、レンズ交換の楽しみをぜひ味わってほしい。
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