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最軽量のデジ一眼*ist DLで写真生活をエンジョイする(2/6 ページ)

» 2005年07月11日 00時00分 公開
[ITmedia]

身のまわりの小物をメモ記録する

 まずは身のまわりにあるモノから撮影してみよう。大切にしているアクセサリーや人形、人からもらった贈り物、観光地のお土産、趣味で集めているお宝グッズなど、自分の部屋にある小物を撮ってみることをお勧めする。

 撮り方は、窓辺や照明器具の下など、部屋の中のできるだけ明るい場所に置き、ストロボを使わずにその場の環境光だけで撮るのがいい。そのほうが、内蔵ストロボを使うよりも自然な雰囲気に写るからだ。

 ただし、手ブレには注意したい。*ist DLでは、ISO感度の設定を「AUTO」にしておくと、低照度時には自動的に感度が高まる。三脚を使わない室内のノーストロボ撮影の場合、このオートISO機能を積極的に利用するといいだろう。

 そして、ひとつの被写体に対してひとつの構図だけでなく、カメラの向きやポジション、ズーム位置を変えながら、できるだけ多くのカットを撮ること。また、撮影したら画像をじっくりとチェックすることも大切だ。意図したイメージ通りに撮れたかどうか、手ブレやピンぼけは生じていないかなどを確認する。*ist DLの2.5型液晶は、従来の*ist DSの2.0型液晶に比べて画像を一回り大きく表示できるので、カメラ上での画像チェックや鑑賞に都合がいい。

 画像を再生した状態で、INFOボタンを押せばヒストグラムや各種撮影設定の確認ができ、セレクトダイヤルを回せば最大12倍までの拡大再生をしたり、1画面9コマのインデックス表示ができる。もし画像に不満や反省点を見つけたら、すぐに撮り直せばいい。トライ&エラーを繰り返し、お気に入りのグッズのお気に入りの写真を目指そう。

photo *ist DLのレンズキットに付属する「DA ズーム18-55mmF3.5-5.6 AL」は、最短撮影距離が25センチと短く、小物のマクロ撮影にも最適だ
photo マクロレンズ「D FAマクロ50mm F2.8」では、19.5センチまで近寄ることができ、指輪のような小さなものも大アップで撮れる
photo 同じくマクロレンズで撮影。画像仕上げは「ナチュラル」を選び、シャープネスとコントラストをそれぞれ−1、露出補正を+1.3にセットした
photo マクロ撮影では被写界深度が浅くなり、背景がきれいにぼける。ホワイトバランスの「白熱灯」を選び、室内の電球のみで撮影した
photo ストロボを使用せず室内照明のみで撮ったほうが、人物のスナップショットも自然な雰囲気で写せる。オートISOは、ISO800まで上がったが気になるようなノイズはない
photo 小物を小道具にして人物を撮れば、さりげない表情を引き出しやすい。よそ行きではない日常的なポーズや仕草の中にこそシャッターチャンスがあるはずだ
photo カメラの横位置と縦位置、撮影のアングルやポジションを変えながら数多くの枚数を撮り、後から気に入った1枚をセレクトすればいい
photo 撮りたいモノや人物にグッと近寄り、大胆なフレーミングで撮るのもいい。ピントが合った部分はシャープに解像し、肌のトーンはきれいに再現された
photo 撮影場所は上のカットと同じだが、ホワイトバランスをマニュアル設定したので、色かぶりのないクリアな発色になった

散歩がてらに気楽なスナップを撮る

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