ITmedia NEWS >

子ども目線の水族館――吉本興業プロデュースの「赤ちゃん水族館」

» 2005年07月14日 17時24分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 横浜中華街の中心部にある小さな水族館「よしもとおもしろ水族館」に、赤ちゃん(?)が誕生した。7月14日にオープンした「よしもと赤ちゃん水族館」だ。行われたオープニングセプションには、さかなクンや宮川大助・花子、吉本興業の吉野伊佐男社長をはじめ、横浜市や中華街の関係者も参加してテープカットを行った。

photo テープカットの様子

 この水族館は「子どもの目線」をテーマとしており、水槽の高さも身長110センチ程度の子どもの目線にまで下げて設置。幼稚園の園内をイメージしたという館内には、ジャングルジムや滑り台を設けた上に、土足禁止というユニークな水族館だ。飼育されている魚たちももちろん“子ども”で、約100種/5000匹の稚魚を見ることができる。

photo ジャングルジムにも水槽が組み込まれている

 隣接の「よしもとおもしろ水族館」では、各水槽に「さんま教授」と「さかな助教授」による解説やクイズが掲載されるなど“お笑いテイスト”が各所にちりばめられているが、ここでは「水位が下がると入り江の魚はどうなるの?」「水槽の底からエアーが吹き出すと、魚はどう振る舞うの?」「優しい声が流れる水槽と、厳しい声が流れる水槽、魚の育ち方は違うの?」といったさまざまな実験を行う水槽が並んでいる。

photo 実験水槽のひとつ、“やさしいかけ声”の大助水槽(右)と、“厳しくしつける”花子水槽。それぞれには同じ魚が入っている。花子水槽からは「何ボーッしてんねん! まだ寝てんのかい!」なんて声が流れたりする
photo 下からエアーが吹き出す水槽。魚たちはうまく傘の陰に隠れることができるのだろうか

 そのほか、さかなくん監修の「養殖!赤ちゃんゾーン」や小さいのに赤ちゃんではない魚を集めた「ニセ?赤ちゃんゾーン」、赤ちゃんになるまでの課程を紹介する「卵・孵化ゾーン」などのほか、ウミガメやカメレオンなど魚以外の“赤ちゃん”を集めたコーナーも用意されている。

photo 「養殖!赤ちゃんゾーン」で展示されているうなぎの稚魚
photo ウミガメの赤ちゃんも見ることができる
photo なぜかは虫類の赤ちゃんも展示されている。これはヒョウモントカゲモドキ
photo は虫類水槽は少しだけ高い位置にあるので、小さな子どもは上り棒(黄色い棒)を使ってのぞき込む仕組みになっている

 所在地は、よしもとおもしろ水族館と同じく横浜市中区山下町144 チャイナスクエアビル3階(横浜中華街中華大通り沿い)。最寄り駅はJRの「石川町」もしくは、みなとみらい線の「元町・中華街駅」。

photo 中華街 善隣門のすぐそばだ

 営業時間は午前11時から午後8時まで(年中無休)。入場料金は、中学生以上が1400円、子ども(4歳以上)は700円となっており、1枚のチケットで「よしもと赤ちゃん水族館」「よしもとおもしろ水族館」の双方に入場可能だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.