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コニカミノルタ、屈曲光学+手ブレ補正の8メガ「DiMAGE X1」

» 2005年07月15日 14時30分 公開
[ITmedia]

 コニカミノルタフォトイメージングは7月15日、薄型ボディのコンパクトデジカメ「DiMAGE X1」を発表した。8月下旬から発売する。価格はオープンで、店頭販売価格は5万円前後になる見込み。

photo 薄型ボディのコンパクトデジカメ「DiMAGE X1」
photo 本体色はブラストシルバー/ブラッククローム/ワインレッドの3色を用意

 1/1.8インチ有効800万画素CCDを搭載した薄型機。光学3倍のズームレンズは、レンズの飛び出ない同社お得意の屈曲光学系フラットズームを採用しているが、今回の新製品は新たに開発したレンズユニットスイング方式の独自手ブレ補正機構「Anti-Shake(アンチシェイク)」をフラットズームに搭載した。

photo 屈曲光学系フラットズームに独自手ブレ補正機構を搭載

 レンズユニットスイング方式では、CCDと一体化したレンズユニットを傾けることで光軸のズレを補正。光量が少なくシャッター速度が遅くなるようなシーンでも手ブレを抑え、フラッシュを使わずに手持ちで撮影できるという。「シャッタースピードで約2〜3段分、ワイド端でシャッタースピード1/6秒程度まで手ブレを抑えて撮影できる」(同社)

photo CCDと一体化したレンズユニットを傾けることで光軸のズレを補正

 アルミ素材を使ったボディは95(幅)×19.5(奥行き)×68(高さ)ミリ・重さ約135グラムと薄型軽量ながら、背面の液晶ディスプレイには大画面2.5インチタイプ(約11.5万画素)を採用。ディスプレイ表面は保護パネルを設けており、キズや指紋汚れに強いのも特徴。

photo 大画面2.5インチ液晶ディスプレイを搭載

 屈曲光学系レンズシステムによる光学3倍ズーム(35ミリ判換算で37〜111ミリ)には新設計のGTレンズを採用。最短5センチまで近づける「スーパーマクロ」モードも搭載。

 PCとの接続や充電が簡単に行なえるクレードルを標準で同梱。置くだけで充電できるほか、カメラから充電池を取り外して単体でも充電が行なえる。

photo クレードルを標準で同梱

 バッテリーは専用リチウムイオン充電池を採用。撮影可能枚数は約150枚(CIPA規格)。撮影メディアはSDメモリーカード/MMCを使用する。水深40メートルまでの本格的な水中撮影に対応したX1専用マリンケース「MC-DG1」(8月下旬発売予定)も別売りオプションとして用意される。

photo 水深40メートル対応X60専用マリンケース「MC-DG1」

 主な仕様は以下のとおり。

製品名 DiMAGE X1
撮像素子 1/1.8インチCCD
有効画素数 約800万画素(原色フィルター)
レンズ 光学3倍ズーム(35ミリ判換算で37〜111ミリ相当)、F3.5〜3.8
最大記録サイズ 3264×2448ピクセル
記録媒体 SDメモリーカード、マルチメディアカード
ISO感度 オート、ISO 50/100/200相当
ホワイトバランス オート、プリセット4種類
フォーカス方式 映像AF方式
露出モード プログラムAE
ファインダー なし
液晶ディスプレイ 2.5インチ低温ポリシリコンTFT液晶(11.8万画素)
バッテリー リチウムイオン充電池(NP-1)
PCとのインタフェース USB 2.0
サイズ 95(幅)×68(高さ)×19.5(奥行き)ミリ
重量 約135グラム(本体のみ)
店頭予想価格 5万円前後
発売時期 8月下旬

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