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デノン、iPodも接続可能な新コンセプトのホームシアターシステム

» 2005年08月03日 15時15分 公開
[ITmedia]

 デノンは8月3日、新コンセプトのホームシアターシステムとして「Sシリーズ」を発表した。第1弾製品として2.1ch構成の「S-301」を8月下旬より販売する。価格は24万円。

photo S-301

 このS-301はコンパクトなメインユニットと2本のスピーカー、スーパーウーファーをセットしたパッケージで、スイッチ類を極力減らしたフロントインタフェースや専用の接続ケーブルを用意することでシンプルな操作/セッティングを可能にしている。

 操作やセッティングについては可能な限りユーザーフレンドリーな作りとなっているが、DVDプレーヤーユニットはSACDやDVD-Audioの再生も可能となっているほか、ビデオコンバージョン機能やHDMI端子を備えるなど上級機種に迫るスペックを備えている。

 そのほかにも、ビデオDAC(216MHz/12bit)をコンポジット/Sビデオの回路とコンポーネント用にそれぞれ搭載するデュアルDAC構成となっているほか、192kHz/24bitのオーディオD/Aコンバーターや、同社独自の高音質技術「AL24 Processing」も備えている。フロントスピーカー2本とスーパーウーファーがセットされた2.1ch構成だが、「ドルビーバーチャルスピーカー」機能を備えており、5.1ch構成に迫るサラウンドの再生が行えるという。

 メインユニットの前面にはUSB端子を備えており、Rioなどのデジタルオーディオプレーヤーを接続してS-301側から操作が行えるほか、iPodを接続するための専用端子と専用ケーブルも付属しており、iPodのコントロールと収納されている音楽の再生も行える。USB端子とiPod用専用端子のいずれも給電機能を持っており、各機器を利用しながら充電できる。

 サイズはメインユニットが380(幅)×97(高さ)×250(奥行き)ミリ、フロントスピーカーが134(幅)×335(高さ)×76(奥行き)ミリ、スーパーウーファーは236(幅)×368(高さ)×460(奥行き)ミリ。アンプの出力は、フロントスピーカーが70ワット×2、スーパーウーファーが140ワット。S/N比は92dB。

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