レビュー
» 2006年05月16日 00時45分 UPDATE

レビュー:きみまろ御推薦、ユニデンの新液晶テレビを試す (1/3)

昨年、液晶テレビ市場に新規参入し、価格と綾小路きみまろ氏を起用したCMで話題を振りまいたユニデン。既に20/27/32型をラインアップしていたが、新モデルとして37型と42型を追加投入した。今回は37インチの「TL37WRJ-B」を試用してみよう。

[坪山博貴,ITmedia]

 ユニデンの「TL37WRJ-B」は、ハイビジョンパネルを搭載しつつ、デジタルチューナーを内蔵しないことでリーズナブルな価格を実現した37インチ液晶テレビだ。海外製品をそのまま持ち込んだような製品も多い低価格液晶テレビにあって、同社は開発から製造までを一貫して行い、価格以外の部分でも差別化しようとしている。

 販売は、基本的に直販のみ。価格は送料と設置料込みで19万8000円となっている。今回はブラックモデルを試用した。

photo フレーム部分は鏡面仕上げになっており、質感は悪くない。写真では表現のしようがないが、移動時などに強度の不安を感じるようなこともなかった
photo 箱にそっと(?)書かれた製品に対する主張。国内設計であり、クオリティに自信があることを示している

 デザインは、2005年に発売した27/32インチとほぼ共通。カラーはブラックをホワイトを準備する。いわゆる枠の部分には光沢処理を施し、背面も同色で統一するなどデザイン面にも配慮している。アンダースピーカータイプのため、横幅はさほど取らない。ティルトやスイーベルといった機構は持たないが、この画面サイズとなると重量もかなりのものになるため、致し方ないかもしれない。

 本体操作部は下部中央にレイアウトされている。独立した電源、入力切り替えボタンにくわえ、MENUボタン、4方向ボタンを用意しており、本体だけで一通りの作業を行うことが可能だ。サイズを考慮すると利用頻度は決して高くないと思うが、イヤフォンジャックも装備している。

photo 本体操作部を上面や側面に隠してしまう製品も多いが、本製品は真正面に配置している。4方向ボタンでチャンネルアップダウン、音量調整も行える

 次に、スペックをみていこう。液晶パネルは37インチで1366×768ピクセルのいわゆるスタンダードハイビジョンパネル。16:9の映像を正しく表示できるアスペクト比を持つ。パネルメーカーなどは公開されていないが、視野角の広いMVA方式で視野角は上下、左右ともに176度。コントラストは1200:1、輝度は500カンデラ、応答速度は8ミリ秒(同社表記では標準値)としており、輝度は平均的だが高コントラストなタイプといえる。

 内蔵チューナーは地上波アナログのみだが、価格重視の製品としては珍しくゴーストリダクションチューナーを採用。地上波アナログ放送を中心に視聴するのは製品本来の姿ではないだろうが、将来のことを考えてテレビを大画面薄型タイプに買い替えたい、といった人には役に立つ機能だろう。また、37インチともなればゴーストもかなり目立つため、搭載した意味は大きい。国内設計の製品ならでは、と思える部分だ。

photo ゴーストリダクション(ゴーストリデューサー)はチャンネルごとにON/OFF可能。ゴーストリダクションは画質への影響が皆無ではないので、必要に応じてON/OFFできるのはありがたい

 AV入力は豊富で計6系統を装備。S端子対応が1系統、コンポジットのみが1系統、1080iまで対応するコンポーネントが2系統、HDMIが2系統となっている。国内では標準的に利用されているD端子を備えていないが、コンポーネント入力で代用できるので大きな問題ではない。また、HDMIが2系統準備されている点は、デジタルチューナーレスのデメリットをある程度カバーしてくれるはずだ。なおDVI-DからHDMIへの変換ケーブルなどを用いた場合、別途音声入力を行うような機能は持たないため、映像のみの入力になる。

photo 入出力端子はアンテナ入力も含めて左背面に集中配置。コネクタが背面に出っ張らないようになっており、完全にカバーしてしまうことができる。代わりに前面から手探りでケーブルを繋ぐ、といった作業はちょっとやり難い。ゲーム機などを代わる代わる接続するような場合には前面や側面にAV入力が1つあると嬉しいのだが
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