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» 2006年08月07日 21時00分 UPDATE

広角がトコトン楽しめるハイエンドなマニュアル機――LUMIX「DMC-LX2」 (1/5)

16:9 CCD搭載「DMC-LX2」は、従来機より画素数・ISO感度・操作性が向上してグッと完成度が高くなった。広角だけでなく、露出、フォーカス……とイロイロいじりながら撮影を楽しみたい人にお勧めだ。

[荻窪圭,ITmedia]

 2006年版LUMIXシリーズのラインアップはこの夏でだいたい固まったようだ。大きくわけて2つのライン。主力となるコンパクト機は基本的に28ミリスタートの広角系ズームで、売れ筋の薄型スタイリッシュコンパクトと普及機を用意。もうひとつは高倍率ズーム機で、2005年と同様、普及型で軽量の「DMC-FZ7」と一回り大きなCCDを搭載したハイエンドの「DMC-FZ50」だ。

 そして、コンパクト機のハイエンド版として存在するのが「DMC-LX2」(以下、LX2)である。昨年登場した「DMC-LX1」(以下、LX1)の後継機だが、このLX1こそがパナソニックが最初に出した「広角系アピールモデル」であり、市場ではあまり見なくなったフラッグシップ系コンパクト機だったのである。

 LX2は一見、LX1のマイナーチェンジモデルだが、使ってみると実によい。LX1もなかなか気持ちよく使える楽しいコンパクト機だったが、LX2はそれを上手に改良してきた。ボディはほとんど同じだけれども細かいところがよくなってるのだ。

photo シンプルなボディに飛び出たレンズのクラシックなボディが印象的なLX2

1020万画素でISO1600対応とリニューアル

photo 正面から。レンズはライカのVARIO-ELMARIT。内蔵フラッシュはこのように真上に飛び出てくる。
photo 斜めから。収納時はレンズが引っ込み、レンズキャップを装着する。その姿はなかなか似合っているが、レンズキャップまでつけるとかなりレンズ部が分厚くなるのが残念

 LX2のボディはLX1と同じだが、LUMIXシリーズのフラッグシップ機が一貫して追求してきた「ちょっとレトロなクラシックカメラ風のデジカメ」のひとつの完成形といえる。ボディはフラットな薄型の矩形で、そこに鏡胴部が飛び出てる形。レンズ部が飛び出ている分ちょっと奥行きがあるが、CCDが1/1.65インチとちょっと大きめでなおかつ28ミリ相当からの4倍ズームと思うと無理に薄くもできなかったのだろう。レンズキャップをつけるとさらに3ミリほど厚くなるのがなんとも惜しい。

 このCCDはLX1と同じく、CCD自体が16:9のワイドサイズとなっている。よってCCDをフルに使うと16:9のHDTVと同じ比率の画像となる。そのユニークさはそのまま受け継がれた。

 ただし画素数は1020万画素にアップ。これなら16:9で撮ったとき1020万画素(なんと4224×2376ピクセル)、4:3モードにして左右をトリミングした状態でも750万画素相当あり、十分な画素数を保持している。1020万画素で高画質で撮ると4Mバイトを超えるサイズとなる。ちょっと画素を落として使ってもいいくらい。

 レンズは16:9時で28〜112ミリ相当の広角系4倍ズームで、もちろん光学式手ブレ補正搭載。明るさはF2.8〜4.9。沈胴式のコンパクト機としてはなかなかの明るさだ。3:2時は32〜128ミリ、4:3時は34〜136ミリ相当の4倍ズームとなる。

photo 上面とグリップ部。意外に持ちやすい。上面にはモードダイヤル、シャッター、手ブレボタン、電源スイッチがある。電源は従来と同様メカニカル式
photo 真上から。左端に内蔵フラッシュのオープンボタンが。鏡胴の上にアスペクト比切替スイッチがある。ボディは結構薄く、右端の親指が当たる部分が少し飛び出ているなどグリップしやすい工夫がある
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