超望遠ズームデジカメの定番といえば、LUMIXのFZシリーズ。高倍率ズームデジカメというジャンルに「12倍」「手ブレ補正」を定着させた功績は大きい。
その最新モデルが2006年春に出た「DMC-FZ7」(以下、FZ7)。2005年に登場した「DMC-FZ5」(以下、FZ5)の直系の後継機だが、CCDが500万から600万に上がった以上に大きなモデルチェンジとなった。
基本的にはFZ5よりややハイエンド気味に進化。EVFの位置が従来の左隅から中央の光軸上に移動し、コンバージョンレンズがサポートされたほか、背面に十字ボタンに加えて、スティックが装備され操作性も上がった。液晶モニターが2.5インチに大きくなったことより、使い勝手の向上がうれしい進化だ。
その代わり、写真で見ると分かるようにFZ5よりちょっとばかし大きくなった。でもキヤノンの「Powershot S3 IS」やソニーの「DSC-H5」の撮影時重量が500グラムを越えるのに対し、FZ7はちょっと大きくなっても約357グラムと十二分に小さくて軽い。大きさもそれらに比べるとコンパクトで、持ち歩きやすさでは随一だ。
では基本スペックから。レンズはもはやお馴染み、ライカブランドの36〜432ミリ相当12倍ズーム。F値はF2.8〜3.3と望遠端でも非常に明るいのが特徴だ。さらに光学式手ブレ補正を内蔵している。CCDは1/2.5インチの600万画素と標準的なものだ。
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