レビュー
» 2006年09月15日 17時12分 UPDATE

レビュー:どこにでも連れて行けるオールラウンダー――ペンタックス「オプティオ W20」 (1/5)

コンパクトデジカメでも水中やスキー場など過酷な環境で使いたいことはよくあるもの。そんな時に便利なのが防水・防塵機能を備えたデジカメだ。

[小山安博,ITmedia]

 デジカメは精密機械だから、水や泥は天敵だ。とはいえ、水辺やスキー場など、デジカメが危険な場所に出向くことは多く、そうしたときに最適なのが防水・防塵性能を備えたカメラだ。

 こうしたジャンルでは、ウォータープルーフのようなケースもあるが、それほど大げさでもなく、デジカメ本体に防水・防塵性能を施した製品も登場している。その2つの雄がペンタックスとオリンパスだ。

 両社とも、コンパクトデジカメの外観で防水・防塵機能を加えたデジカメを販売しているが、今回はその中からペンタックスの「オプティオ W20」を取り上げてみる。

photo オプティオ W20。ISO1600の高感度撮影に対応した防水デジカメ

パパママにもオススメしたい防水防塵

 まずはW20の外観からチェックしよう。全体のデザインは前モデルW10をほぼ踏襲したもの。本体前面の滑り止めを兼ねたアクセサリーが大型化しているが、それ以外はほぼ同等と考えていいだろう。

 防水機能を備えながら、相変わらず小型のボディサイズは見事。本体サイズは106.5(幅)×54.5(高さ)×23(厚さ)ミリ。重量は135グラム(本体のみ)。同種のライバル機ではオリンパス「μ720SW」があり、厚みや幅はμ720SWが有利だが、それと比べても大きな差は感じず、十分にコンパクトだ。

 防水性能を持つ割に外観がちょっとプラスチッキーでチープな印象なのが残念なところで、あまり高級感はない。耐衝撃性に関してはあまり期待しないほうがいいだろう。

 前面はレンズがむき出しの外観。むき出しとはいってもレンズ前に保護ガラスがあるので大きな心配はないが、レンズバリアがないと何となく不安な気分。写真に影響するので、指紋や汚れなどが付いたままにしないようにしよう。水滴も気づきにくいので、ぬれても大丈夫とはいえ、水が付いたらふき取る癖もつけておきたい。

photo 本体前面。ほぼ中央にレンズがある。レンズはむき出しに見えるが、保護ガラスを装備している。筐体はほぼフラットな形状だ

 問題の防水性能は、JIS保護等級8級で、水深1.5メートルで連続30分の水中撮影が可能だ。また防塵設計も採用、こちらはJIS保護等級5級なので、砂がかぶっても泥の付いた手で触っても(後で洗いさえすれば)問題ない。

photo 本体背面。ボタンはシンプル

 ところで、プロ用の一眼レフカメラとレンズは、防塵・防滴対応のものが一般的。プロの写真家は過酷な環境に赴くから、というのが理由だろうが、実はパパママの撮影環境も過酷といえば過酷だ。

 暑いさなか、小さい子どもは水たまりや噴水を見れば飛び込みたがるし、それを追って撮影しようとしても水しぶきが怖い。運動会は砂ぼこりだし、子どもは精密機器だからって遠慮なく、平気で水浸し、泥まみれの格好でカメラに手を伸ばす。

photo 電源ボタンは小さいので、指の腹よりもつめの先で押すほうがいい

 パパママは、こうしたときに遠巻きに撮影をすることが多いが、一緒に遊びながらのこどもの写真を撮りたい、となると、防水・防塵デジカメはかなり有効だ。プロ向けのデジタル一眼とレンズとはいえ、いきなり子どもに水中に落とされたら目も当てられない。海や川に行く場合だけでなく、実は近所の公園に子どもを連れて行くときにも、防水デジカメは活躍する。

 というわけで、防水・防塵デジカメは、海や川、スキー場に行くようなアウトドアな人だけでなく、日常的にも十分活用できるのだ。

photo 本体底部。バッテリー室のフタにはロックがある。水の中で誤ってバッテリ室を開いてしまうと危険なので、常にロックするよう心がけたい

 さて、W20では防水性能を生かした撮影モードに「マーメード」「マーメードムービー」の2つのモードがある。水中にカメラを持って行く場合はこうしたモードを利用してもいいだろう。

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