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新アイリスで黒再現性を高めたフルHDプロジェクター「LVP-HC6000」

» 2007年08月22日 20時29分 公開
[ITmedia]
photo 「LVP-HC6000」

 三菱電機は8月22日、フルHD対応のホームシアター用プロジェクター「LVP-HC6000」を9月28日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は35万円前後。

 フルHD対応(1080p対応)ながら実売想定価格45万円という、当時としては非常に安価な販売価格で注目された「LVP-HC5000」の後継機種。業界最高レベルという19デシベルの静音性はそのままに、新たに「Dramatic Iris」を搭載することでより深みのある黒を表現する。

 このDramatic Irisによってアイリスを1/60秒単位で制御可能となっており、急激な暗転シーン(またはその逆)でもダイナミックレンジの広い映像を映し出し、一段と引き締まった黒を再現する。コントラスト比はLVP-HC5000の10000:1から12000:1に向上しており、明るさは800ルーメン。

 液晶パネルはLVP-HC5000と同じく「C2FINE」(クリスタルクリアファイン)、光学系も同様にEDレンズ3枚を含む14群17枚構成。1.6倍の電動ズームと上下左右のレンズシフト機構(上下75%、左右5%)も搭載しており、設置性を高めている。100インチ投影時の最短焦点距離は3.1メートルで、投射画面サイズは50〜300インチ。

 画像処理エンジンにはSilicon Optix製の10ビットチップ「Reno-VX」を搭載。チップが実装するHQV(Hollywood Quality Video)ノイズリダクションによって高画質化をはかっているほか、フィルム(秒間24コマ)/ビデオ(秒間30コマ)のモード切り替え機能を備えることで、ソースに応じた映像を再現する。

 サイズは334(幅)×125(高さ)×352(奥行き)ミリ。5.6キロ。入力端子として、HDMIを2系統(Ver1.3準拠)のほか、コンポーネント、S端子、コンポジット、D-Sub15ピンをそれぞれ1系統備えている。

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