レビュー
» 2007年10月17日 08時30分 UPDATE

レビュー:官能的なポータブルプレーヤー「iPod touch」――スタンドアロン機能編 (1/5)

一目見た瞬間に誰もが触りたくなり、また触った者を虜にしてしまう官能的なポータブルプレーヤー「iPod touch」。その魅力をじっくり解き明かす。

[荻窪圭,ITmedia]
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 最初に触った印象は「気持ちいい」。ひとことでいうと「官能的」なインタフェースなのである。音楽プレーヤー、デジカメ、携帯電話、PDAと多数のデジタル系ポータブルデバイスを使ってきたが、官能的と感じることはめったにない。そのくらい「iPod touch」の操作は気持ちよかった。

 細かい機能的な不満はどうでもよくなるくらいである。それはいいすぎだが、今まで多くのデバイスが機能が増えて代を重ねるにつれ操作が複雑になり快適さが損なわれたのを考えると、「iPod touch」のシンプルな気持ちよさはかなりのものである。

 でも期待しすぎてはいけない。iPod touchはあくまでもiPodなのだ。シンプルであると同時に、携帯情報端末としてはかなり機能不足で、できそうでできないことも多い。というかそもそもPDAではないのでその辺に期待するのが間違いなのか。

 総合的には……かなり優れた是非とも触ってみるべきiPod(あるいはポータブルエンターテイメントプレーヤー)である。その辺を、スタンドアロン機能編とWi-Fi接続編に分けてレビューしてみる。

スタンドアロン編

 iPod touchの一番の特徴はやはり全面液晶でタッチパネル操作だろう。

 3.5インチで480×320ピクセルの液晶パネルを用い、その上に静電容量方式のタッチパネルが貼られている。感圧式ではないのでペンや爪での操作は不可。指先で触って操作するのが基本だ。おかげでバッグの中などで不用意に操作されてしまうこともない。

hi_DSC_0494.jpg 左がiPhone、右がiPod touch。並べてみた。iPod touchがかなり薄いのが分かる。またiPhotoとiPod touchではコンセプトが異なるため、下に並ぶ4つのアイコンの内容も異なっている

 大きな液晶パネルの割には本体は薄くて軽く、中にバッテリーまで入っていると思うと感心する。同じエンジンを持ち別コンセプトで作られた(と解釈しよう)iPhoneと比べてみても、かなり薄い。

 で、iPod touchを使い始めるには他のiPodと同様、iTunesとの接続という儀式が必要だ。購入してすぐは、iTunesとつなぐように促す画面表示しか表示されない。

 iTunesは最新版を自分でダウンロードしてインストールしておくこと。バージョンが古いとiPod touchに未対応のことがある。iPod touchにはiTunesなどの入ったCDは付属しないので、自分でダウンロードしなければならない。最近のiPodはみなそうだ。おかげでパッケージも小さくなったし、コストダウンにもなっているのだろう。

 利用条件はインターネットにつながっていて最新版のiTunesがインストールされていて、WindowsならXP/Vista以降、MacOSならMac OS X 10.4.10以上。iPodという世界で一番売れているプレイヤーとしてはシステム要件は結構厳しい。

 iTunesとつなぎ、必要なコンテンツを同期しつつ充電したら利用可能になる。

 その他にiTunes&パソコンがらみの話を少々。iPod touchは「ディスクモード」が搭載されていないので、外付けディスク(あるいはUSBフラッシュメモリ)として使うことはできないので注意。

hi_DSC_0484.jpghi_DSC_0486.jpg 背面は鏡面仕上げてで中央にiPodのロゴがある(左)。鏡面仕上げの一部だけが黒い樹脂。それはここにWi-Fiのアンテナが内蔵されているため。その横に黒いボタンがあるがこれは電源ボタン。長押しで電源のオン・オフ。短押しでスリープ・スリープの解除となっている(右)
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