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» 2007年11月27日 00時01分 公開

橘十徳の「自腹ですがなにか?」第17回:乾燥した空気から喉を守れ! 象印のスチーム式加湿器 (2/2)

[橘十徳,ITmedia]
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photo 本体前面に配置された操作パネル

 使い方は簡単だ。本体に水を満水表示まで注ぎ入れて、上蓋を閉めて「入/切/選択」キーを押すだけである。操作パネルの上部に湿度モニターが設置されていて、湿度37.5%未満を示す「乾燥」、37.5%〜67.5%未満を示す「適湿」、67.5%以上を示す「高湿」と、3つの表示ランプで現在の湿度がわかる。ここで注意すべきなのは、この湿度が「体感湿度」を示しているということだ。

 体感湿度というのは象印が作った造語で、人間が感じる湿度のことを示すという。同じ湿度でも、温度が低いほど乾燥しているように感じるので、単純に湿度を測るのではなく、室温を加味して快適な湿度を総合的に判断するわけだ。だから、単体湿度計の表示とは異なる場合もある。

 この体感湿度を測る機能を、同社では「のどバリア」機能と呼んでいる。加湿量は体感湿度65%の「高め」と、60%の標準、50%の「ひかえめ」の3段階から選べるようになっている。湿度の好みは色々なので、センサーはあくまでも目安として、実際に使っていく中で自分に最適な湿度がどの程度なのかを判断して調節したほうがいいだろう。

 このほか、連続運転やタイマー制御も可能だ。タイマーは「おやすみ」が1時間後と2時間後、「おはよう」が4時間後と6時間後と、それぞれ2つの時間帯を選べる。「おやすみ」と「おはよう」の同時セットも可能だ。

子どものいる家庭は注意

photo 本体横の給水お知らせ窓

 実際に使ってみると、最初は静かなものの、お湯が沸いてくるとシューッと大きな音が聞こえた。この製品は普通のタンク式のものとは違って、中に入っている水を一旦すべて沸騰させる仕組みなので、けっこう音がウルサイのだ。気化式のファン音とは違って沸騰してしまえば消える音だが、気になる人もいるかもしれない。湯温が沸点に近付くと加湿が開始される。

 スイッチを入れて蒸気が出るまで、だいたい20分強くらいだろうか。説明書には約25分と書いてあるが、普通のスチーム式に比べると立ち上がりはかなり遅いので、スイッチを入れたらすぐに加湿を始めてほしいという人にはオススメできない。また、最初に沸騰させるときに985ワットもの電力を使うので、ほかに消費電力の大きい家電を使っている人は、ブレーカーにも要注意だ。なお、お湯が沸騰したあとは消費電力は半分以下に下がる。

 吹き出し口に手をかざしてみたところ、けっこう熱い。説明書によると約65度の蒸気温度というから、子どもの手の届かない場所に置いた方がいいだろう。この製品には転倒したときに自動的にヒーターへの通電が止まってブザーが鳴る「転倒時自動オフ機能」も搭載しているが、倒れれば中のお湯が漏れ出すので、やはり子どもの傍に置くのは危ない。

 電気代の高さや立ち上がりの遅さなどマイナスポイントがいくつかあるが、それでもこの製品はメンテナンスが容易という点で、スチーム式加湿器として実に完成度が高い。加湿器は水を扱う製品だけに、壊れやすかったり汚れやすかったりして、買い替え頻度がけっこう高い。しかし、スケールの掃除が楽なこの製品なら、かなり長く使えるのではないだろうか。気化式やハイブリッド式では非力だと感じる人や、オール電化で深夜電力を安く使える人にはぜひオススメだ。

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加湿器 | 象印マホービン | 電気代


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