まずレコーダーとしての使い勝手をチェックしていこう。ユーザーインタフェースは、RD-S601のそれをほぼ継承した形で、起動と同時に表示することも可能な「スタートメニュー」、番組を視聴しながら番組表や録画番組一覧を表示できる「見ながらメニュー」などを採用。縦横表示の切り替え、異なる放送波の混在表示も可能な電子番組表に、フォルダ分けが可能な録画番組一覧、細かい点では再生時の27秒スキップ、5秒戻しなど、RDらしさはそのままだ。
新たに追加されたのは「高速起動」。電源オフ(スタンバイ)の状態で、リモコンの電源ボタン、スタートメニュー、番組表ボタンで起動が可能だ。番組表ボタンを押して起動した場合は、起動後すみやかに電子番組表が表示される。また高速起動モード時でも電源オフ時の待機電力が3.8ワットと低いのも特徴といえるだろう。
実際に高速起動モードをオン/オフし、番組表ボタンで起動して電子番組表が表示されるまでの時間を計測してみた。DVDドライブにメディアが入っていない状態で、高速起動モードオンのときは約30秒、オフ時では約52秒となった。カタログスペックである5秒〜10秒と差はあるが、番組表受信時には時間を要するため、これにあたった可能性もある。それでも高速起動モードがオンとオフでは大きな開きがあり、RD-S601では電源オンから起動ロゴが表示されるまでに40秒以上かかっていたことを考えると、大幅に高速化されたことは間違いない。
機能面では、キーワード登録による自動録画のほか、連ドラなどの録画に便利なシリーズ録画、本編/CM間の自動チャプター機能、本編/CMだけの再生やダビングも可能な奇数/偶数プレイリスト作成、フレーム/GOP単位の切り替えも可能なチャプター編集機能機能など、RDシリーズの魅力は失っていない。
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