一般的な黒挿入は、1/120秒に1回の割合で黒い画面を挿入し、残像を抑えて自然に見せる。しかし、その副作用としてフリッカーの発生や画面が暗く見えることが指摘されている。一方、中間フレーム生成だけの場合は、画面は明るくなるが残像感は残ってしまう。
そこで同社は、次の映像に切り替わる間に1フレームを分割してLEDバックライトをオン/オフ制御するバックライトブリンキング技術を導入。画面の一部分だけを黒くする作業を繰り返す。「画面すべてが黒になることはないため、フリッカーを出すことなく残像感を低減できる。輝度も従来の黒挿入ほどは下がらない」。ただし、若干画面輝度が下がることは事実のため、出荷状態ではオフに設定されている。
進化したのは画質だけではない。操作性という点では、まず番組表は最大9チャンネル表示が可能になり、キー局を1画面で確認できるようになった。またXRシリーズとX1シリーズではフォントサイズを調整し、9チャンネル表示の際も番組の詳細情報を一部表示してくれる。また日時指定機能もXRシリーズとX1シリーズだけの新しい機能。数字キーを使い、1週間先の番組表まですばやく移動できる。
デジカメで撮影した写真などを再生するスライドショー機能では、独自の顔検出技術「フェイスフレーミング」を搭載。アスペクト比の異なる写真を拡大再生した場合も、顔がフレーム外に切れたりしないように自動調整するという。さらに、静止画再生に適した専用画質モードを新たに用意。「サイバーショット」や「α」など、同社製デジタルカメラを基準に画質を調整したという。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
型番 | KDL-55XR1 | KDL-46XR1 |
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サイズ | 55V型 | 46V型 |
パネル解像度 | 1920×1080ピクセル | |
コントラスト比 | 3000:1(オンスクリーンコントラスト比) 100万:1以上(ダイナミックコントラスト比) |
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チューナー | 地上/BS/CS110度デジタルチューナー、地上アナログチューナー | |
入出力端子 | HDMI×4(うち1つは側面)、D5×2、Sビデオ×1、コンポジット×3、D-sub 15ピン、光デジタル音声出力、USBなど | |
外形寸法(スタンド含む) | 148.6(幅)×85.5(高さ)×35.6(奥行き)センチ | 125.9(幅)×73.7(高さ)×31.5(奥行き)センチ |
重量(スタンド含む) | 54キログラム | 38.5キログラム |
実売想定価格(オープンプライス) | 75万円前後 | 60万円前後 |
発売日 | 10月10日 | |
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