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» 2009年04月23日 11時10分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第115回 動物園とオリとガラスの関係 (1/3)

行楽の春、カメラを持って動物園に出かけよう。望遠に強いデジカメがあれば、肉眼ではなかなか分からないディテールが楽しめるし、オリの格子も回避しやすい。

[荻窪圭,ITmedia]
hi_DSC_1891.jpg ISO感度を上げて1/250秒で撮影したメガネグマ

 春の行楽といえば動物園。動物園じゃなくてもいいけれども、カメラを持って出かけるには動物園って格好の場所だ。

 とりあえず、望遠に強いデジカメを持って、肉眼ではなかなか分からないディテールを楽しんでみよう。

 おすすめは、気軽な3倍ズームレベルのコンパクトデジカメとデジタル一眼の2台構成。コンパクトデジカメは「記録」にいい。いつでもさっと取り出して液晶モニターを見ながらさっと記録を取れる。

 子どもを連れて行ったときでも、顔検出機能を使えばすぐ子どもメインの写真が撮れるし、デジタル一眼に比べて被写界深度が深い(つまり広い範囲にピントが合うので、手前の子どもも背景の動物も同時に撮れる)というメリットもある。

 対してデジタル一眼は望遠レンズを付ければ遠くの動物も撮れるし、被写界深度が浅くてピンポイントでピントを合わせやすいのでオリの格子も回避しやすいし、何よりクオリティが高いからきれいに撮れる。

 そんな感じでどうぞ。

シャッタースピードは常にチェックすべし

 動物を撮るときには、名前と生態を一致させつつ撮るべし。自分自身のメモとしても、あとで子どもに動物の名前を聞かれたとき、ブログに写真をアップするとき(名前も書いておきたいではないか)、何かと名前が分からないと困るしね。

 新しい動物の前へ行ったらまずコンパクトデジカメで、解説パネルを撮っておくこと。帰宅してから、コンパクトデジカメで撮った記録系の写真と、デジタル一眼で撮った写真を時間順に並べ替えれば完璧だ。デジタル一眼に望遠ズームレンズを装着してると、メモ的な写真は撮りづらいしね。

 そのあとで動物を撮るべし。

 ポイントはいろいろあるけれども、まずは「絞りとシャッタースピードを常にチェックするクセをつける」こと。

 じっとしてない動物を撮るときはシャッタースピードを速めにしたい。望遠だと手ブレの心配もある。できれば1/250〜1/500秒は欲しい。

 でも場所によって、日差しが強かったり、はたまた木陰だったり、壁があったり、オリ自体がちょっと暗い場所にあったりと、明るさはその場所(環境)によって全然違うのだ。さっきは1/500秒で撮れてても、別の場所では1/60秒が最適かもしれないのだ。

 よって、常にファインダー内に表示されてるシャッタースピードをチェックし、適度なスピードになるようマメにISO感度を調節すること。わたしはよくそれを忘れて無駄に高い感度で撮っちゃったり、思ったよりシャッタースピードが遅くて被写体ブレしちゃったりするけれどもそれはよくない。

hi_IMG_0140.jpg メガネグマ。コンパクトデジカメで撮影
hi_DSC_1887.jpg 晴れてるからと油断したら、設定が1/80秒だった。おかげでせっかくのいい瞬間がブレブレ

 相手がじっとしていれば、できるだけISO感度を上げない方が画質はいいので、その辺が微妙なところである。動きがある絵を撮りたいときは、感度を多少上げてでもシャッタースピードを優先って感じ。

 もうひとつ、露出補正も大事だ。黒っぽいときはマイナスの、白っぽいときはプラスの補正をかけて撮るのが基本だ。

hi_IMG_0092.jpg フランソワルトン。フランスっぽい(?)名前の猿だ
hi_DSC_1605.jpg ISO400でいいかと思ったら、1/60秒で動いている瞬間が思いきり被写体ブレ
hi_DSC_1616.jpg ISO1000に感度を上げたけれども1/125秒とあまりシャッタースピードは上がらなかった
hi_DSC_1612.jpg でも1/60秒でもうまく止まった瞬間を撮れば問題なし。シャッタースピードとISO感度の関係をうまく利用するのが重要だ

 上の写真はどれも-0.3〜0.7の補正をかけて撮影した。

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