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» 2009年11月15日 01時07分 UPDATE

耳がぜいたくになりました:「オトテン」で見つけた独創性あふれるスピーカーたち (1/2)

陶器製、天然木卵形、フィルム状……オトテンの会場には、珍しいスピーカーが盛りだくさん。AV評論家、麻倉怜士氏が海外で見つけてきたという期待のニューフェースも。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 日本オーディオ協会が主催するオーディオ・ホームシアター専門展示会「オーディオ&ホームシアター展 in AKIBA2009」(通称:オトテン)が11月13日(金)に開幕した。初日は小雨がパラつくあいにくの天気だったが、熱心なAVファンが朝から会場を埋めた。

 既報の通り、オトテンの会場は大きく2つに分かれている。「富士ソフトアキバプラザ」では、1階ロビーの「ジャンク市」にくわえて大小20近くの視聴室があり、参加者はイスに座ってお目当ての機材を心ゆくまで試聴できる。一方の秋葉原UDXビルは展示ブースが中心。説明員にも気軽に話しかけられる、“お祭り”的な雰囲気を醸し出している。

photophoto 秋葉原UDXビルの展示会場入り口(左)。富士ソフトアキバプラザ1階の「ジャンク市」(右)。訳ありのFOSTEXユニットを半値で販売しているお店あり(値札はない)、なぜかラジコンヘリコプターを並べているお店あり
photophoto 品質の高さをアピールするには、製品の中身を見てもらうのが一番早い。というわけで、今年も裸にむかれたAV機器が続出した。左はソニーのスピーカー「SS-AR1」。右はパナソニックのBDレコーダー「DMR-BW970」。シンプルすぎるほどシンプルなDMR-BW970と、対照的に物量を感じさせるキャビネットのSS-AR1。方向性は異なるが、どちらも技術力と開発者のこだわりを示している

麻倉氏お気に入りの小型スピーカー

 サエクコマースの試聴ブースでは、日本初上陸となるMICRO HOME INSTALLATION,INC.のブックシェルフ型スピーカー「Evidence MM01A」を紹介している。説明していたのは、弊誌連載でもおなじみのデジタルメディア評論家、麻倉怜士氏だ。

ts_saec01.jpgphoto 麻倉怜士氏とEd Kojima氏(左)。「Evidence MM01A」は、ピュアアルミ製Trueリボンツィーターと紙コーンを用いた4.5インチウーハーの2Way構成。外形寸法は152(幅)×247(高さ)×229(奥行き)ミリ。重量は4キログラム。インピーダンスは4オーム(右)

 mhi(ブランド名、musical heart instruments)は、パイオニアでTADの音作りを担当していたEd Kojima氏が独立し、カリフォルニアで立ち上げた新興スピーカーメーカー。米国でその音を聴いた麻倉氏がほれ込み、日本で販売してもらうためにサエクコマースを紹介したという逸話付きだ。

 MM01Aに搭載されたアルミ製のリボンツィーターは、下が1万Hz、上は12万Hzまでカバーできるという高域再生が特徴。ウーファーは65Hz〜1万Hzを担当することで、クロスオーバーを10kHzとしている。

 「耳の感度の最も高い2〜3kHz付近で分割するのではなく、10kHzというところがポイント。ボーカルでいえば、基音と倍音を1つのボイスコイルから再生することで、スムーズな音楽表現が可能になります。すごく気持ちよく鳴るスピーカーでしょう?」(麻倉氏)。

 価格もペアで8万4000円とかなり手ごろ。「これで作るマルチチャンネルシステムもオススメです」(同氏)。

 その音は、オトテンの会場で確認してほしい。

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