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「カイミラ」で魔法使いになってみた橘十徳の「自腹ですがなにか?」(2/3 ページ)

» 2011年05月17日 14時37分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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一人前の魔法使いや魔女になるために

 この商品のすごいところは、説明書の冒頭に「一人前の魔法使いや魔女になるためには、使い方を練習しなければいけません」と言い切っていることだ。使い手のスキルが求められる学習リモコンというのはなかなかない。まるでトレーニングを促すかのように、最初にカイミラを手に取ると自動的に練習モードになる。

 練習モードではカイミラで正しくジェスチャーを行えるかどうかをチェックできる。ユーザーへのレスポンスはすべて杖の振動で知らせる仕組みになっており、ジェスチャーに応じて何回振動するかが変わる。

電池カバーを兼ねた飾り石。ここを開けて単四形乾電池2本を入れる

 ジェスチャーは全部で13種類。例えば先端を反時計回りに回転させたときは1回、上に振ったときは3回、上を軽く叩くと7回、手前に引いたときは13回振動する。ユーザーは実際にジェスチャーを行ったあとに、カイミラが何回振動したかを手で感じることによって自分が正しくジェスチャーを行ったかどうかを確認できるわけだ。

 なお、1分以上放置するとカイミラは自動的にスリープモードになる。スリープを解除するには杖を手に取って動かすだけでいい。起動するとカイミラは2回連続での振動を3回繰り返して知らせる。

 操作に慣れたら次はリモコン信号の登録だ。学習モードにするには片手で杖を垂直に持ち、グリップの少し上を人差し指で軽く2回叩くと4回振動してモードが切り替わる。そのままゆっくりと杖を水平にして学習させたいジェスチャーを行うと、該当するジェスチャーの回数分だけ振動し、そのあとすばやい振動が続く。この間にリモコン信号を先端に向けて押すと学習が行われて、1度大きく振動すれば登録完了だ。

グリップの上部を2回叩くと学習モードに切り替わる

 学習モードを解除したいときは、杖を下へ垂直に向けた状態で横を軽く叩くと、4回振動して解除される。また、30秒以上放置しても同じく解除となる。いちいちリモコンを覚えさせるのは少し面倒で、できればメーカーごとにあらかじめコードを登録しておいてもらえれば助かるのだが、登録する過程で杖の扱いに慣れる効果もあるので、これはこれでいいのかもしれない。

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