ニュース
» 2011年10月03日 20時26分 UPDATE

CEATEC JAPAN 2011:世界初の4K×2Kプロジェクター、ソニー「VPL-VW1000ES」発表

いよいよ4K×2Kの時代がスタートすることになりそうだ。ソニーは10月3日、コンシューマー向けプロジェクターとしては世界初となる4K×2Kプロジェクター「VPL-VW1000ES」を発表した。

[野村ケンジ,ITmedia]

 いよいよ4K×2Kの時代がスタートすることになりそうだ。ソニーは10月3日、コンシューマー向けプロジェクターとしては世界初となる4K×2Kプロジェクター「VPL-VW1000ES」を発表した。価格は168万円で、12月下旬に発売される。

ts_sxrd4k05.jpg 「VPL-VW1000ES」

 「VPL-VW200」以来、久々の100万円超クラスのハイエンドモデルとなる「VPL-VW1000ES」は、4K×2K(4096×2160ピクセル)対応を実現するため、さまざまな新テクノロジーが投入されている。まずプロジェクターにとって最大のポイントとなる液晶デバイスは、ソニー独自の反射型液晶「SXRD」を0.61型から0.74型へと拡大。さらに画素ピッチを7マイクロメートルから4マイクロメートルへと微細化することで、有効885万画素(水平4096×垂直2160画素)を達成している。

ts_sxrd4k04.jpgts_sxrd09.jpg 4K版「SRXD」デバイス(左)。発表会の様子(右)

 高精細化した4K版「SRXD」デバイスに適応すべく、映像エンジンにも大幅なグレードアップが施された。新たに採用された「4K映像表示デバイス向けデータベース型超解像処理LSI」(CXD4736GB)は、学習タイプの映像処理エンジンで、過去に再生された映像パターンの特長を解析し、ベストな映像を映し出すというもの。これによって、4Kネイティブはもとより、フルHD画像もをさらに精細化された美しい映像を楽しむことができるという。

ts_sxrd4k03.jpg 4K版「SRXD」デバイスの断面図

 そして、4K時代にマッチすべくレンズも刷新された。新採用された「ARC-F」レンズは、大口径化とともに、レンズに特殊低分散硝材を使用することで、色にじみの少ない鮮明な映像を実現。またフォーカス時に、2つのレンズ群を可動させるシステムを採用することで、周辺部の光量落ちや投射距離の違いによる差を極限まで低減、安定した映像を獲得しているという。

 これらのスープアップに加え、330ワットの高圧水銀ランプの採用により、明るさは2000ルーメンに達している。さらに「アドバンスアイリス3」技術によって、コントラストは100万:1という驚くべき数値を発揮。さすがはハイエンドモデルといえる、基礎体力の高さだ。

ts_sxrd4k02.jpg 「4K映像表示デバイス向けデータベース型超解像処理LSI」

ts_sxrd4k01.jpg 「4K映像表示デバイス向けデータベース型超解像処理LSI」の概要

製品型番 VPL-VW1000ES
パネル ハイフレームレート対応0.74型SXRD
3D対応 ○(3Dトランスミッター内蔵)
ランプ 330ワット高圧水銀ランプ
輝度 2000ルーメン
レンズ 2.1倍電動ズーム
インタフェース HDMI入力×2、コンポーネント×1、D-sub 15ピン
本体サイズ 520(幅)×200(高さ)×640(奥行き)ミリ
重量 約20キログラム
ファンノイズ 約22dB
付属品 3Dメガネ×2、USB充電ACアダプター、リモコン
価格 168万円
発売日 12月下旬

ファーストインプレッション

 さて、実際の映像はいかがだろうか。幕張メッセの発表会場で短時間ながら視聴することができたので、簡単なファーストインプレッションをお届けしよう。

 まず最初に感心するのが映像の精細感だ。フルHDの約4倍という細やかさは、単純にこれまでの映像と表現力が異なる。より立体的で、よりリアリティの高い映像が楽しめるのだ。しかもそれが、単純に映像側の実力だけでなく、「VPL-VW1000ES」が持つ素晴らしさがあってこそだということがしっかり伺える。特にフルHD映像を見たとき、4Kネイティブの画像とそれほど精細感に差がなく見られたことには感心した。このエッジの立った、それでいて窓の外を見ているかのような自然な映像は、SDからフルHD時代へと移行したときと同じくらい、インパクトのある映像だ。

 まだまだ最終仕様には至らないためか、色合い表現には多少の疑問が残ったものの、黒の沈み込みに関しても、かなり検討しているのは確かだ。特に黒に至るギリギリの明度で、色合いの違いが巧みに表現できていた。こちらも「VPL-VW1000ES」が達した総合力の高さの結果だろう。

 ちなみに、「プレイステーション3」から4K×2K映像をネイティブで見られるアプリも現在開発中のことで、年明けくらいにはリリースできる予定だという。こちらも含めて、発売がいまから待ち遠しい製品だ。

news103.jpg

→ソニーストアで「VPL-VW1000ES」をチェックするicon
「見る」から「感じる」映像へ。フルHDの4倍を超える解像度で、新たな映像体験と感動をもたらす、家庭用「4K“SXRD”」プロジェクター。価格は151万2000円(税込/予定)


Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.