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Android向けコントローラー付きカナル型イヤフォンを選ぶ――高級カナル型イヤフォン編スマートフォンだっていい音で楽しみたい!(1/3 ページ)

» 2011年12月28日 15時06分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
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 9月に掲載した前「iPhone向けコントロール付カナル型イヤフォン11選」で、このところスマートフォン用、とくにiPhone用の高音質イヤフォンがだいぶ増えてきた、という話をさせてもらった。その勢いはいまだ止まらず、あれからわずか4カ月しか経過していないのにもかかわらず、再び特集が組めるほどの製品が新たに登場している。ユーザーのニーズが、それだけ高まっているのは確かなようだ。

 ということで、前回特集の続編的な意味合いもふまえ、最新のスマートフォン用イヤフォンを、前編/後編の2回にわたって紹介していこうと思う。まず前編となる今回は、前回の特集では保留となっていたAndroid用イヤフォンについて取り上げよう。


 今日の急激なスマートフォン普及が、iPhoneの登場によるものであることは、誰もが疑わない事実だろう。そういった経緯もあってか、またiPhoneがiPodの派生的な存在、イコール音楽を良い音で楽しめる環境だとイメージしやすい製品だったためか、スマートフォン用のイヤフォンは、いまでも大半がiPhone用だ。それに対して、Android用はまだまだ寂しい状況だといわざるを得ない。

 それにはいくつかの問題がある。まず第1は、先ほどもいった「いい音で聴けそうなイメージ」だ。残念ながら歴史の浅い、というか急激に広まってきたAndroidには、高音質プレーヤーというイメージはまだない。第2に、Androidスマートフォンはあくまでも“同じOSを使っている”だけで、さまざまなメーカーから多彩なバリエーションがラインアップされていることだ。「Android用」をうたうには、ある程度の互換性を検証する必要があり、それでも絞られた機種の互換性しか確保しきれない、という現実の厳しさもある。こういった“作りにくさ”も、Android用イヤフォンの登場にブレーキをかけているのは確かだ。

 とはいえ、最近は少数ながらも、高音質クラスのAndroid用イヤフォンがいくつか登場してきている。今回は、それらの製品を紹介していこう。

Androidのコントロール体系を確認しておこう

 Android用のコントローラーは、1ボタン式がメインとなる。なかにはアナログ式のボリュームコントローラーを付属するものもあるが、あくまでも少数派だ。操作はボタン1回押しで「受話」「終話」「音楽再開」「一時停止」など、ボタン2回押しで曲送り、ボタン3回押しで曲戻しなどができるが、スマートフォンの機種によってはボタン1回押し機能に限定されたり、「受話」「再生」が2回押しに指定されていることもあるため、すべての機能が使えるとは限らない。自分のスマートフォンがどのような対応状況になっているか、購入前によく確認する必要がある。

  「メインボタン」の主なコントロール機能
音楽再生時 -再生/一時停止/曲送り(2回押し)/曲戻し(3回押し)
通話時 受話/通話を切る


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