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» 2012年10月01日 20時41分 UPDATE

PS3なしで使ってみよう:異色のハードディスクレコーダー、「nasne」を徹底検証(後編) (1/4)

「nasne」はプレイステーション3がなくても利用できる。今回は、外出先からの録画予約に加え、PCやタブレット、Androidスマートフォンと組み合わせたときの使用感などをリポートしていこう。

[坪山博貴,ITmedia]

 前回は「nasne」と「プレイステーション3」(以下、PS3)を組み合わせて利用するケースを中心に検証した。今回は、外出先からの録画予約に加え、PS3以外のデバイスと組み合わせた場合の使用感などをリポートしよう。

ts_nasne01.jpg 「nasne」(CECH-ZNR1J)は1万6980円で販売中

「CHAN-TORU」で外出中も録画予約

 nasneでは、インターネット経由の録画予約を、So-netが運営する電子番組表サイト「TV王国」内のサービス「CHAN-TORU」(チャントル)を利用して行う。この点はPS3をはじめ、VAIOシリーズや「Sony Tablet/Xperia Tablet」のいずれと組み合わせて利用する場合でも共通だ。CHAN-TORUは、以前からソニー製Blu-ray Discレコーダーやテレビチューナー内蔵のVAIOシリーズ向けサービスで、新たにnasneが対応した形になる。

 CHAN-TORUは、基本的に電子番組表を提供するサービスであり、IDと対応機器をひも付けることでインターネット経由の録画予約が可能になる。対応機器側が常時CHAN-TORUのサーバにアクセスし、ほぼリアルタイム(タイムラグはほとんどない)の録画予約が可能だ。またOPEN-IDでの利用が可能であり、Sony Entertainment Network、 Google、Yahoo!、Twitter、mixiのいずれかのアカウントがあれば利用できるところもポイント。ただし、ブラウザはレンダリングエンジンがWebkitに限定されるため、PCの場合は「chrome」か「safari」を利用する必要がある。このあたりが唯一の制限といえるかもしれない。

 nasneでは、CHAN-TORUを利用すると録画番組の再生を除く、多くの操作が行える。電子番組表からの録画予約はもちろん、録画予約の管理、録画番組の一覧/削除などだ。内蔵HDD、外付けHDDの利用状況なども把握できるため、「そろそろ空き領域が不安……」といった場合、出先からでも空き領域を確認し、不要な録画番組を削除するといった操作がをサクっと行える。

ts_2nasne41.jpgts_2nasne42.jpg レコーダー設定でHDDの利用状況を確認。USB外付けHDDがある場合は、それも確認できる。これだけでも単なるリモート録画予約サービスではないことが分かる(左)。電子番組表。このスクリーンショットは見やすくするためにウインドウ表示にしてあるが、フルHDディスプレイでフルスクリーン表示なら横幅「中」で16チャンネルを一画面で一覧可能。ノートPCでは今時のスタンダードである1366×768ピクセル表示でも10チャンネルを一覧可能。録画予約済みの番組ももちろん確認できる(右)

ts_2nasne43.jpgts_2nasne44.jpg 予約録画の修正画面。新規予約時も設定可能な内容はほぼ同じで、「torne」から予約する場合とも同一だ(左)。予約済みの番組も認識しているので、予約録画が重複する場合にはその場で警告も表示される。メールでの予約などとはこの点が大きく異なる(右)

 CHAN-TORUでは、1つのアカウントに複数台のnasneを登録し、それらを一括管理できる。録画予約では、どのnasneに録画するかを指定したり、各種一覧では一括表示できるのが便利だ。もちろん、どのnasneが対象になっているかも確認できるし、nasneごとに一覧することもできる。画面レイアウトも操作性も異なるが、torneのサブセットと思っても良いくらい。残念なのは「PS3専用地上デジタルチューナー」にはCHAN-TORUが対応していない点で、nasneと一緒に利用する際には注意したい。

ts_2nasne45.jpgts_2nasne46.jpg 1つのアカウントに複数のnasneを登録が可能。nasneに限らず対応機器を最大4台1つのアカウントに登録できる(左)。こちらは録画予約の一覧。どのnasneに予約されているのか把握が可能。nasneごとの一覧表示も検索オプションで指定できる(右)

ts_2nasne47.jpgts_2nasne48.jpg こちらは録画番組の一覧。ここでもどのnasneに録画されているか把握できる。当然、nasneごとの一覧も可能だ(左)。録画予約の修正画面。どのnasneに録画するかといった“振り替え”もここで行える(右)

 もちろん、CHAN-TORUは自宅の中でも利用できる。PS3やnasneがリビングにあっても自室のPCやタブレット、スマートフォンから録画予約の追加や確認が可能となり、かなり便利だ。nasneには直接Webブラウザからアクセスしても主に設定作業しかできないが、CHAN-TORUがあれば実質不要だし、操作性の統一という意味でも録画予約や録画番組の管理機能をあえて搭載しなかったと思われる。CHAN-TORUと組み合わせたときの使い勝手を考えれば、そのポリシーは間違っていないと思う。

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