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ラトック、DSDダイレクト再生対応の高品位USB DAC「RAL-DSDHA1」

» 2012年10月23日 19時22分 公開
[ITmedia]
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photo ラトックシステム「RAL-DSDHA1」

 ラトックシステムは10月23日、DSD方式の音源の再生に対応するUSB DAC「RAL-DSDHA1」を発表。2012年11月中旬に発売する。価格は7万2000円。

 DSD(Direct Stream Digital)は、音声信号を1ビットのデジタルパルスの密度で表現するオーディオ方式。広い周波数帯域、低ノイズ性、比較的ファイルサイズが小さい点などを特長とし、高品位志向のオーディオフォーマットとして、ハイレゾリューション音源の普及とともにPCオーディオ機器においても採用/対応例が増えている。

 RAL-DSDHA1は、DSDファイルのダイレクト再生に対応するDoP DSD Standard 1.0に準拠し、DAC(Digital to Analog Converter)にDSDのダイレクト入力が可能なWolfson「WM8742」を採用する小型サイズのUSB DAC搭載ヘッドフォンアンプ。foobar2000やAudirvana Plusなどの対応再生アプリケーションでDSDファイルのダイレクト再生、および既存フォーマットが混在したプレイリストでもギャップノイズなくシームレスに再生できる点、さらにオーディオマスタークロック専用の22.5792MHzおよび24.576MHzの水晶発振子を本体に内蔵し、同モジュールを使用した低ジッタのアナログ波形を生成する仕組みでハイレゾリューションの音源を高品位に再現する点を特長とする。

 インタフェースは、USB入力、アナログRCA出力、ヘッドフォン出力(6.5ミリ標準サイズ)。ヘッドフォン出力は最大600オームのハイインピーダンスなヘッドフォン/イヤフォンも使用可能とし、High/Lowを切り替えるレベルセレクタも実装する。対応オーディオ入力フォーマットは最大2.8224MHz(DoP Standard準拠のマーカ付き)のDSD、最大192kHz/24ビットのリニアPCM。対応OSはWindows 8/7/Vista/XP、Mac OS X 10.7以降。USB Audio Class 2.0対応ドライバで動作し、Windows OS搭載PCは付属サウンドドライバをインストールして使用する。

 本体サイズは133(幅)×167(奥行き)×43(高さ)ミリ、重量は約615グラム。S/N比は112.3デシベル(アナログRCA出力時)、再生周波数特性はDC〜90kHz(PCM/192kHz動作時)/10〜40kHz(PCM/96kHz動作時)。

 購入者を対象としたe-onkyo配信によるDSD音源のクーポンプレゼントキャンペーンも実施。「秋のヘッドフォン祭り2012」(2012年10月27日〜)で展示も行う。



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