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売れ筋には理由がある、ビックカメラに聞く“LED電球”事情年末年始は切り替えのチャンス!(1/2 ページ)

» 2012年12月29日 11時00分 公開
[橘十徳,ITmedia]

 年末年始に電球やシーリングライトの蛍光管を交換する人も多いと思うが、省電力で注目を集めるLEDライトの売れ筋はどのような状況になっているのだろうか。そこで今回は、この秋にオープンした「ビックロ ビックカメラ新宿東口店」を訪ね、LED電球およびLEDシーリングライトの最新動向について聞いた。

全方向タイプが一番人気

 話を伺ったのはビックロ ビックカメラ新宿東口店の6階・家電コーナーの折笠幸登さん。まずはビックカメラにおけるLED電球の全国ランキングを聞いた。

  • LED電球 全国ランキング(ビックカメラ調べ・集計期間11月1日〜30日)
ビックロ ビックカメラ新宿東口店の6階・家電コーナーの折笠幸登さん
順位 メーカー 型番 販売価格
1. 東芝ライテック LDA8L-G 1680円
2. 東芝ライテック LD4L-E17-2P(2個パック) 1780円
3. 東芝ライテック LDA11L-G 3080円
4. オーム電機 LDA4L-H8 580円
5. 東芝ライテック LDA8N-G 1680円
6. パナソニック LDA4LHE17 1480円
7. 東芝ライテック LDA6L-H-E17/S 2980円
8. 東芝ライテック LDA6L/3 760円
9. パナソニック LDA6L-E17 1780円
10. パナソニック LDA11DG 2680円

 ランキング結果は上記の通り。1位の東芝ライテック「LDA8L-G」は全方向タイプ(白熱灯のように光が広がるタイプ)の電球色で、明るさは485ルーメン。白熱電球40ワット形相当の製品だ。「LED電球には配光角が狭いタイプと光が広がる全方向タイプの2種類がありますが、やはり全方向タイプが人気ですね」と折笠さん。全方向タイプは以前よりも品揃えが増えたため、全体的に価格が下がってきているという。

1位の東芝ライテック「LDA8L-G」(左)と2位の「LD4L-E17-2P」(右)

 2位の「LD4L-E17-2P」は一般的なLED電球よりも一回りサイズが小さいE17口金タイプ。「2個パックの値段なので、1個あたりで考えるとかなりお安くなっています。これくらい安いと『試しに使って見ようかな』と買っていかれる方が多いようです」(折笠さん)とのこと。配光角が狭いタイプなので使える場所は限られるだろうが、たしかに価格にはお買い得感がある。

3位の東芝ライテック「LDA11L-G」も一般的なE26口金タイプだ

 3位は再びE26口金タイプとなった。この「LDA11L-G」は東芝ライテックの電球色タイプの中ではもっとも明るい製品で、やはり全方向タイプとなっている。この明るさを上回る製品も他社から発売されているが、まだまだ高価なので、値段と明るさのバランスを考えてLDA11L-Gを選ぶ人が多いという。とくに価格については、ビックロが開店した秋の頃は3980円だったそうだが、今は3080円まで下がって値ごろ感が出ている。

低価格製品の試し買いはけっこう多い

 4位のオーム電機「LDA4LH8」は、580円という圧倒的な安さが魅力だ。「白熱電球60ワット形相当の高価なLED電球などと一緒に、『この安さなら』と気軽に買っていく方が多いです」(折笠さん)とのことで、やはりお試し用として人気が高い。配光角も狭く全光束300ルーメンとそれほど明るくないが、これをまず使った上で、その明るさを基準にして次に買うLED電球を検討するという手もある。

4位のオーム電機「LDA4LH8」は圧倒的な安さが魅力(左)。5位の「LDA8N-G」は全方向タイプの昼白色(右)

 5位の東芝ライテック「LDA8N-G」は全方向の昼白色タイプで、全光束は580ルーメン。ここではじめて白色系が登場した。白色系はさっぱりした色ということで、洗面所などに使うのに適しているという。

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