NECのAVデスクトップ「VALUESTAR G タイプW」が筆者のシアタールームに来て3週間あまり、年末のドタバタもあってなかなか触れずにいたが、このところでだいぶ使いこなすことができた。ひとまず年末年始だったということでとりあえずはテレビ+HDDレコーダーとして活用するまでになったが、今のところ合格点である。今回はどんなテレビ/レコーダーとして本機を使い、どんな部分に感心したかを紹介しよう。
もともと、こんな年末も差し迫った時期にPC導入に踏み切ったのは、2つの理由があったから。まず1つは、シアタールームに手軽な映像機器がほしかったこと。これまでは液晶プロジェクターしか設置しておらず、ふと暇つぶしに地上波のバラエティ番組を見るにも、ここでは部屋を暗くしてプロジェクターを起動しなければならなかった(たいていはあきらめて別の部屋に行っていたが)。
こちら、もちろんさほど機会はなく、また、あらゆる映像コンテンツも大画面で見るとそれなりに楽しかったりもするのだが、消耗品であるランプの寿命を考慮するとなかなかのコストが発生する(わがシアタールームのビクター「DLA-HD1」のランプ寿命は約2000時間。実売2万5000円ほどするランプを毎年交換している)。ま、普通のテレビ番組はもう少し手軽にと思っていたわけである。
もう1つは、年末年始を前にして手持ちのHDDレコーダーの録画容量がほぼ満杯になってしまったこと。現在所有しているパナソニック「DMR-BWT3000」は容量2Tバイトだが、仕事柄消せないコンテンツがたまってきてしまい、そうといってメディアに焼いて退避させるのも大量にあるだけに面倒くさい。
もちろんこの2つの問題は、もう1組普通の家庭用テレビとHDDレコーダーを買えばいいが、それなりのものを選択すると意外に初期コスト(10万円ほど)がかかってしまう。というわけで、PC+テレビ+レコーダー、計3つの機器を買いそろえることを考えると、1つにまとまっている本機は筆者シアタールームへの導入にマッチする選択肢だったわけだ。
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