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Ultimate Ears初! Bluetooth対応のNCヘッドフォン「UE9000」を試す野村ケンジのぶらんにゅ〜AV Review(1/2 ページ)

» 2013年04月05日 22時13分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
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 先日、「TripleFi 10」の後継モデルにあたる「UE900」が日本デビューしたUltimate Earsだが、実はそれと同時に同ブランド初のヘッドフォン3機種も販売がスタートした(→関連記事)。今回は、3機種それぞれの特長を紹介しつつ、最上位機種「UE9000」のレビューをお届けしよう。

3月15日に発売された「UE9000」。価格はオープン。ロジクールオンラインストアの販売価格は3万4800円

 ラインアップは、「UE9000」「UE6000」「UE4000」の3モデル。「UE9000」「UE6000」はアラウンドイヤーで、「UE4000」はオンイヤーだが、いずれも40ミリ径のドライバーを搭載している(なかでも「UE9000」「UE6000」の2モデルは低ひずみ/高出力のドライバーを搭載している)という。

アラウンドイヤータイプの「UE6000」(左)とオンイヤータイプの「UE4000」(右)

 ユニークなのは、各モデルごとに異なる機能性だ。「UE9000」はBluetoothによるワイヤレス接続とノイズキャンセリングの両機能を搭載する“全部入りモデル”、「UE6000」はノイズキャンセリング機能を搭載、「UE4000」はスターンダードモデルと、意外にもユーザビリティーが重要視されているのだ。デザインも、スクエアを斜めに切り落としたような、なかなかスマートなデザインを新アイデンティティーとしている。「カッコ良くて便利って、ホントにこれUltimate Earsなの?」(編注:ほめ言葉です)というのが、初対面した印象だった。

AACやapt-Xにも対応した「UE9000」

 さて、ここからは「UE9000」をメインに話を進めていこう。まず、アクティブノイズキャンセリング機能は、イヤーカップ内側、青いファブリックの中にマイクをレイアウトするフィードバック方式。遮音性は14dBとやや軽めだが、これは音質のためと、自然なノイズアイソレーションを実現するためと思われる。ちなみに、「UE6000」も同じフィードバック方式を採用する。

形状記憶型フォームのイヤーパッドを装備。回転ジョイントと合わせ、装着感は上々

 次にBluetoothだが、SBCだけでなくAACやapt-Xにも対応している。このあたりは、音質にこだわるUltimate Earsならではといったところか。

 また、電源オフ時にも有線でサウンドを楽しむことができるほか、有線でアクティブノイズキャンセリング機能のみをオンにして活用することもできるなど、さまざまな使い方が用意されているのはありがたい。

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