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新しい著作権保護技術「SeeQVault」に準拠したmicroSDHCメモリカードを東芝が発売デジタル放送番組を保存可能

» 2013年09月24日 21時54分 公開
[ITmedia]

 東芝 セミコンダクター&ストレージ社は、次世代コンテンツ保護技術「SeeQVault(シー・キュー・ボルト)規格」に準拠したmicroSDHCメモリカードを10月下旬に発売する。

Photo 「SeeQVault」準拠のmicroSDHCメモリカード

 地上デジタル放送やBSデジタル放送などのハイビジョン動画を保存できるmicroSDHCメモリカード。HD画質の放送コンテンツなどをメモリカードに保存して録画した機器以外で再生する場合、従来はコンテンツ保護の観点からSD画質のみに限定されていた。しかし、SeeQVault規格に準拠した本製品を使えば、HD画質の放送コンテンツやDLNAで採用されているDTCPによって保護転送されるコンテンツを、HD画質の状態のまま録画・保存できるようになる。

 容量は32Gバイトの「THNSS032GAB4L3(LB8」と、16Gバイトの「THNSS016GAB4L2(LB8」をラインアップ。いずれも読み出しは毎秒40Mバイト、書き込みは毎秒20Mバイトとなっている。価格はオープンプライスで、店頭では32Gバイト版が8000円前後、16Gバイト版は4500円前後になる見込みだ。

 なお、同社では10月1日から幕張メッセで開催される最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」のNSM Initiatives LLCブースにて、新製品とタブレットによるデモ展示を実施する予定だ。

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