ITmedia NEWS >

パナソニック、4K/60pアップコンバート出力に対応したフラグシップBDレコーダー「DMR-BZT9600」

» 2013年09月25日 15時39分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは9月25日、Blu-ray Discレコーダーの新製品として、プレミアムモデルと位置付けられる「DMR-BZT9600」を発表した。11月20日に発売予定で、価格はオープン。店頭では40万円前後になる見込みだ。

「DMR-BZT9600」

 地上/BS/CS110度デジタルチューナーを3基搭載したBlu-ray Discレコーダー。3TバイトのHDDを内蔵しているほか、USB外付けHDDによるストレージの増設にも対応する。

 最大の特長は、4Kアップコンバート出力の進化だ。出力はHDMI 2.0の4K/60pに対応。新開発の「4Kダイレクトクロマアップコンバートplus」方式により、さらに自然で鮮明な4Kアップコンバート画質を実現したという。また、独自のビット拡張データを追加記録した「マスターグレードビデオコーディング」(MGVC)対応BDソフトの場合は、4K/24pの最大12bit/4:4:4出力が可能だ。「MGVCの滑らかさと4Kアップコンバートの鮮明さを併せ持つ高画質映像を楽しめる」(同社)。

 画質モードには、従来の「シネマ」「アニメ」などに加え、4Kマスター制作などの高画質HD素材に適した「ハイレゾ」および「ハイレゾシネマ」、旧作に合わせた「レトロシネマ」を追加した。また画質調整機能も強化しており、4K超解像や「ディテールクラリティプロセッサforBD」を駆使した「解像感調整」の効果が向上したほか、画質調整メニューでは「標準」に加え、2つのユーザー調整値を保存することが可能になった。

「USBパワーコンディショナー」が付属

 ネットワークオーディオ機能はハイレゾ音源対応。NASやPCに保存したWAV/FLAC(最大192kHz/24bit)のネットワーク再生が可能だ。DACは192kHz/32bit対応で、背面にはバランス音声出力を備えている。

背面端子と付属のリモコン。リモコンはタッチパッド搭載だ

 このほかにも大容量の電解コンデンサー採用による本体電源回路の強化、低クロックジッターシステム&インテリジェントローノイズシステムなどで音質面を強化。さらに今回は、新開発のオーディオアクセサリー「USBパワーコンディショナー」が付属する。USBパワーコンディショナーは、磁性体抵抗とルビーマイカを使用したマイカコンデンサーで構成されるフィルター回路。未使用のUSB端子に装着することで、本体セットの電源ノイズを低減し、さらる高音質を楽しめるという。

 筐体(きょうたい)は、アルミ製パネルを採用し、高剛性&低重心設計。サイズは438(幅)×239(奥行き)×77(高さ)ミリ。重量は約7.7キログラムとなっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.