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» 2013年10月25日 16時59分 UPDATE

野村ケンジのぶらんにゅ〜AV review:オーディオテクニカの注目株、BA型ドライバー搭載の「IMシリーズ」をイッキ試聴! (1/2)

オーディオテクニカの「IMシリーズ」は、1〜4基のバランスド・アーマチュア型ドライバーを搭載したモニターイヤフォン。今回は、同シリーズ4製品を横並びで試聴してみよう。

[ 野村ケンジ,ITmedia]
ts_im01ath08.jpg 10月10日に行われた発表会の様子

 この秋、もはや恒例となったオーディオテクニカの新製品発表会で、数え切れないほどのヘッドフォン/イヤフォンの新製品がデビューした。あまりの数に、いまだすべてを網羅するまでには至っていないが、それでもおおよその製品は試聴することができた。そこで、今回は数多の新製品の中でも一番の注目株といえる、バランスド・アーマチュア型(以下、BA型)ドライバー搭載のカナル型イヤフォン「IMシリーズ」についてのレビューをお届けしよう。

 「IMシリーズ」は、BA型ドライバー搭載の「ATH-IM01」「ATH-IM02」「ATH-IM03」「ATH-IM04」と、ダイナミック型ドライバー搭載の「ATH-IM70」「ATH-IM50」という6モデルで構成される、全くの新シリーズだ。とはいっても、事実上「ATH-CK90PRO MK2」や「ATH-CK100PRO」などの後継にあたる存在となっており、ニュアンスとしてはモニター系のカナル型イヤフォンが新シリーズとして再編され、フラッグシップとなる「ATH-IM04」やダイナミック型のモニターイヤフォンが追加された、というイメージだろう。

ts_im01.jpgts_im02.jpg BA型トリプル構成の「ATH-IM03」(左)とダイナミック型デュアル構成の「ATH-IM70」(右)

 このように、まったくのブランニューモデルとしてとして誕生した「IMシリーズ」だが、統一化されたデザイン以外にも、いくつかの共通するメリットが盛り込まれている。そのなかでも、最大のメリットといえるのが、着脱式ケーブルの採用だ。コネクターが独自形状となっているため現在はリケーブル用の製品は存在しないものの、「ATH-IM01」から「ATH-IM04」まですべて同じケーブルが利用できるため、今後は各社からリケーブル製品が登場してくれそう。何よりも、ケーブル類を得意とするオーディオテクニカ自身から、交換用のハイクオリティーケーブルがリリースされることを期待したい。

ts_im012.jpgts_im013.jpg 「ATH-IM04」(左)と「ATH-IM01」(右)のコネクター。シリーズ共通のため、今後はリケーブル製品の登場も期待できる

自然でのびのびとした鳴りっぷり、「ATH-IM01」

ts_im05.jpgts_im06.jpg 「ATH-IM01」

 さて、ここからはそれぞれの音質的な特徴について紹介していこう。なお、ここではBAドライバー搭載の4モデルについてレビューしていきたい。まずは「ATH-IM01」から。

 フルレンジのBAドライバーをシングルで搭載する「ATH-IM01」は、自然でのびのびとした鳴りっぷりが特長。中域の厚みはそれほどないが、高域の自然な伸びと、フォーカス感のよい低域のおかげで、ノリの良いリズミカルなサウンドが楽しめる。

 また、女性ボーカルもなかなかの美声で、心地よい響きを堪能させてくれる。パワー感よりも響きの美しさで音楽を楽しませてくれる、そんなイメージだ。かなり小柄なボディーサイズにまとめ上げられている点も好印象。小柄な女性であっても違和感なく装着できるはずだ。

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