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» 2014年06月12日 20時44分 UPDATE

東京おもちゃショー2014:お先に商用化しちゃいます――時速650キロ相当で走る「リニアライナー」をタカラトミーが開発 (1/2)

タカラトミーが開発した「リニアライナー」は、磁力で本体を浮上させ、高速で移動する本格的なリニアモーターカー。本物より先に“玩具”として商用化されそうだ。え、未来の車も?

[芹澤隆徳,ITmedia]

 タカラトミーは6月12日、「東京おもちゃショー2014」の会場で開発中の「リニアライナー」を公開した。磁力で本体を浮上させ、高速で移動する本格的なリニアモーターカーだ。2015年の発売を目指している。

ts_tommy03.jpg 「リニアライナー」展示コーナー

 車両の長さは135ミリと“てのひらサイズ”。専用のレールに載せ、スイッチを入れるとゆっくりと動きだし、徐々にスピードを上げていく。スムーズな動きで加速を続け、壁に設けられた速度表示はついに時速650キロメートルをたたき出した。

ts_tommy05.jpgts_tommy06.jpg ただいまの速度は時速560キロ(スケールスピード)。速すぎて撮影できません

 もちろん表示はスケールスピード(実物の1/100相当)だが、それでも「時速5〜6キロメートルは出る」(同社)という。その疾走感と安定感は、テレビで見たリニア実験線を思わせる。

ts_tommy02.jpgts_tommy01.jpg 専用レールの磁石はすべてN極になっている

 リニア走行の仕組みは、レールと本体の両方にある。専用のレールには、2種類のマグネットを配置。左右のラバーマグネットは浮上用で、リニア本体の四隅に配置されたマグネットとの反発力で本体を約2ミリ浮上させる。

 一方、線路中央に並ぶ円形マグネットは推進力を得るためのもの。リニアモーターカーの底部には磁力を感知するセンサーのほか、前後2カ所にコイルが設けられ、リチウムイオンバッテリーで電磁石にする。センサーが円形マグネットの磁力を感知するとコイルに電流が流れ、反発で斜め前方への推進力を発生させる。センサーが円形マグネットから離れるとコイルへの電流供給が止まり、浮力と惰性で次の円形マグネットまで進む。このオン/オフを繰り返すことにより、リニアは加速しながら走り続ける。

ts_tommy04.jpg 浮上し、推進力を得る仕組み

 リニア本体の重量はわずか40グラム程度で、小容量のバッテリーしか搭載できない。しかし浮いているため非常に高効率で。「15分の充電で約90分間も走ることができる」という。やはりリニアは速くてエコなのだ。

 「現在は、おもちゃのサイズと価格で販売できるように開発を進めている。来年中には発売したい」(同社)。

 しかし、リニアライナーは1種類ではなかった。

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