4Kテレビの“全部入り”――東芝がスカパー!チューナー内蔵の「Z10X」を発表(1/2 ページ)
東芝は10月1日、4Kテレビの新製品として「Z10X」シリーズ、および「J10X」シリーズを発表した。Z10Xシリーズは、4K放送対応のスカパー!プレミアムサービスチューナーを初めて内蔵したほか、両モデルともNTTぷららのVoDサービス「ひかりTV 4K」に対応する。Z10Xは10月11日から、J10Xは11月中旬から発売する予定だ。
単体で4Kネイティブ映像を受信・表示できる初めての4Kテレビ。東経124/128度CSを使うスカパー!プレミアムサービスでは、NexTV-Fの4K試験放送を放送しているほか、詳細は未定ながら来春にはスカパーJSAT独自の有料4K放送として「4K専門チャンネル」が2チャンネル同時に始まる(2015年3月予定)。Z10Xシリーズでは、そのどちらも視聴可能とし、リモコンには新たに「スカパー!」ボタンが付いた。
「これまでは4Kチューナーを搭載していなかったため、4Kパネルを搭載していても“4K対応テレビ”としか言えなかった。今回、チューナーを搭載したことで“4Kテレビ”と言える」(テレビの商品企画を担当する東芝の本村裕史氏)。
液晶パネルはVA方式(Z10Xシリーズ)を採用し、直下型LEDバックライトと組み合わせた。バックライトは「Z9シリーズ」と同じものだが、エンジンのアルゴリズムを変更したことで、ローカルディミングをより細かく制御できるようになったという。また全録機能の「タイムシフトマシン」と「ざんまいスマートアクセス」でレコメンドサービスを充実させている(後述)。「これはもう、4Kテレビの“全部入り”」(本村氏)。
なお、Channel 4Kの録画については2015年春のソフトウェアアップデートで対応予定。スカパー!プレミアムの4K専門チャンネルについては未定だ。
画質面では、解像度が不足する地デジの表示に注目した。同社の超解像技術と映像技術を組み合わせ、アップコンバートの精度を向上させた「4Kマスターリファイン」により、デジタル放送はもちろん、Blu-ray Discや4K配信動画なども、より緻密(ちみつ)に再現するという。「4KからフルHDにダウンコンバートしたBDを再生した場合、水平解像度は4K元映像の3070本に対し、2740本相当まで復元できた。復元率は90%におよぶ“ほぼ4Kクオリティー”」。また放送波にたいしては、平坦部や文字の周囲に発生しがちなブロックノイズやモスキートノイズを抑える「2K/4K放送ノイズエリア解析超解像技術」を新たに加え、地上デジタル放送も2Kテレビとの違いが一目で分かるほど進化したという。
インパルス駆動モードも新しい。メニューの「4K倍速モード」から「モニターインパルス」を選択すると、60p入力時には全消灯のフレームを入れた120Hz駆動となり、プラズマテレビやブラウン管テレビのようなインパルス駆動とし、動きの速い映像でもボケ感を押せたクッキリとした映像を再生できる。
タイムシフトマシンはより柔軟に
Z10Xシリーズには、スカパー!プレミアムサービスのほかに地上×9、BS×2、110度CS×2のチューナーが搭載され、「タイムシフトマシン」の全録機能が利用できる。また新機能の「タイムシフトリンク」を利用すれば、「D-M430」など東芝製レコーダーと連携してイムシフトマシンのチャンネル増設が可能だ。過去番組表は録画先を意識する必要なくシームレスに表示してくれるうえ、リモコンも1つでいい。「例えば地デジはテレビ、BSはレコーダーなど役割分担することでHDDが効率的に利用できる」(同社)。
さらにこの機能を使えば、タイムシフトマシンを持たない「J10Xシリーズ」でも、東芝製レコーダーを接続して同様の使い方ができるという。リモコンには「タイムシフトリンク」ボタンを装備。ここから「過去番組表」や新しい「ざんまいスマートアクセス」などの機能を利用できる。
タイムシフトマシンに使えるHDDの最大容量もアップ。従来は2Tバイト+2Tバイトの4Tバイトが上限だったが、今回から6Tバイト+6Tバイトの12Tバイトまで使えるという。フルタイム録画しても1カ月近くキャッシュできる。
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